常願寺川上流(桑谷)において土砂崩落発生
〈記者発表資料〉

1.土砂崩落の概要
  平成19年11月17日11時頃、常願寺川の桑谷合流点上流において、土砂崩落の発生を確認しました。この土砂崩落による下流への被害も考えられるため、立山砂防事務所では注意体制を発令し、地上及びヘリコプターによる上空からの調査を実施しました。
  なお、人的な被害は出ていません。
  
2.土砂崩落の状況
  崩壊箇所は立山町千寿ヶ原より、約6km上流の常願寺川右岸、桑谷周辺の斜面が崩壊し河道の一部に堆積しました。
  ・発生日時    不明
  ・推定崩壊土量 約10000m3(川幅の3分の2程度に堆積)
             底辺約100m×高さ約100m/2×平均深さ2m
  ・現時点においては河道は閉塞されておらず流路は確保されています。
  
3.今後の対応
  今後降雨等により流量が増加した場合、あるいは崩壊が拡大し河道を閉塞した場合、下流に一気に土砂が流下する恐れが考えられるため、17日17から下流2.5km地点の空谷砂防えん堤に設置されているカメラに照明設備を準備し、流水状況の監視を開始しました。
  また、18日中に現地ににてカメラ(1台)を設置し崩壊箇所の監視を実施することとしており、異常が確認された場合には関係各機関にただちに連絡することとしています。
  なお、19日より詳細調査を実施します。



崩落発生位置図

崩落箇所の斜め写真

崩落状況