跡津川断層露頭
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富山県の活断層分布図

跡津川断層は、立山から岐阜県の北の県境にまで長くのびた大断層で、これからも活動すると考えられている活断層の1つです。断層のもとは約1億年前の恐竜時代に始まった裂け目で、活動の歴史は日本列島の生い立ちを知る手がかりになっています。記録されているいちばん新しい活動には、1858年(安政5年)北陸地方を中心に大きな被害を出した飛越地震があります。

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跡津川断層の露頭

常願寺川上流の真川第4砂防堰堤の建設工事で見つかりました。大断層のずれを観察できる場所は、世界的にもめずらしいといわれています。