【北堀】
(水戸の川への出口付近) ※クリックで拡大
【西堀】
(雪捨て場付近) ※クリックで拡大
【南堀】
(関川からの水の放流口付近) ※クリックで拡大
- 雪捨てのためのダンプは約1,300台
- 平成23年の上越市街地の一斉雪降ろしでは、約1,300台のダンプが使われました。
- 雪捨て場までの距離を約8km短縮!
- 一斉雪降ろしが行われたあとの雪捨て場は、約10km離れた、上越運動公園を予定していました。上越消流雪事業を利用し、市街地から約2.2kmの高田公園に雪を捨てられるようになり、約8kmの距離を短縮できました。
- CO2排出量を約20t削減!!
- 1,300台のダンプの走行距離が約8km短くなったことで、排出されるCO2が約20t削減されました。
排雪ダンプの走行距離の短縮によるダンプの走行経費の削減や、道路の渋滞が減る効果など、経済的な効果もあります。
「上越消流雪用水導入事業」は、雪捨て場を市街地のそばに設けられることによって、雪の処理ができるだけでなく、環境面・経済面の効果があります。また、郊外にある雪捨て場が利用できない場合でも、確実に雪が捨てられるというメリットがあります。
関川の河川敷は、毎年、市街地の雪を処理するための「雪捨て場」としても利用されています。いずれの場所も、豪雪時にはほぼいっぱいになってしまい、雪捨て場はさらに郊外の場所になってしまいます。
また、春先は、上流の山の方で雪が溶けることで、川の水が多くなります。雪捨て場の雪がいつまでも溶けない場合には、春先の雨や気温が高くなることで一度にたくさんの雪が溶け、上流からの融雪の流れとともに、上越市街地で急に川の水が増えてしまうおそれがあります。
高田城のお堀の消流雪施設は、雪捨て場に余裕をもたせるとともに、春先の川の急な増水を防ぐ効果もあります。