【なぜ届け出が必要なのでしょう?】
川は、流れる水を安全に海まで導くための役割があり、社会全体の安全、また、安定した生活環境を増進することを目的としています。
この目的を実現するためには、洪水などによる災害の発生を防止すること、川が適正に利用されることなど、総合的な河川管理が行われる必要があります。
そのため、河川管理者(国土交通省など)は、河川の保全・利用その他の河川管理を行う責任があり、同時に災害の発生を防止したり、災害を起こす恐れのある行為を規制する権限と責任があります。
堤防が洪水などによる水害を防止したり、散策などに利用され、川は広くみなさんのために存在しています。散策などで利用する時には、特に許可は必要ありません。
しかし、例えば川の水を取ったり、川原に建物を建てたり、川の砂利を取ったりするなどの行為が届け出なしに行われると、川本来の姿や役割が果たせなくなってしまいます。
そのため、川についての法律である「河川法」で、そうした事を行う時には、事前に河川管理者に許可を受けることが決められています。