【事務所からのコメント】

 3月、2月末に降った雪のおかげで上旬は一面銀世界だった関川も、その後の暖かさで積もっていた雪も解け、中旬以降には積雪も見られなくなりました。また、その暖かさに誘われるかのように、堤防や河川敷を利用する方の姿が多く見られるようになってきました。
 月末には関川沿川の桜づつみの桜のつぼみも少しずつ膨らみ始め、利用する方々が桜の開花を待つ様子が見られました。

 関川河口付近で確認頂きました「砂の堆積」。
 関川河口部では春先、冬期の風浪や融雪による出水により、砂の堆積(当方では「砂州」と表現しています)が見られます。この「砂州」については、今後の融雪や梅雨期の雨により、川の水の増水により海へ流されると考えています。
 また、河口部では冬期の風浪により打ち寄せられた流木などの漂着ゴミも多く見られます。
 これらについては、利用者が多くなるゴールデンウィークまでには集積、処分などを行って行きたいと考えています。

 ご報告頂きました、中央橋右岸の河川敷の観桜会駐車場の準備についてです。
 高田城址公園観桜会開催に向け、上越市が一時的に河川敷を占用し臨時駐車場として利用します。観桜会開催(3月26日〜4月10日)に向け、2月末より除雪作業や高水敷の整地、看板等の仮設物の設置を行い、3月25日に無事、準備が整いました。
 今年の観桜会も「コロナ禍」での開催となります。感染拡大防止対策を徹底した上で、皆さんが観桜会を楽しんで頂きたいと思います。また、駐車場利用の際は、誘導員の指示に従い、安全第一でお願いします。

 
観桜会駐車場準備の様子(R4.3.25撮影)
【左:中央橋上流側高水敷きの整備状況、
 中・右中央バス右岸堤防上の看板等設置状況】


 「関川河川敷内の鳥類」について、今回もいろいろな種類について報告頂き、ありがとうございます。水面に浮かぶ姿や岸辺での様子、また、空中でのホバリングなど、どれもこれも素敵な写真で、毎回、見入ってしまいます。
 これから暖かくなり、関川では数多くの鳥類や動物が見られると思います。みなさんも珍しい種や、あっ!と思うような場面との遭遇を楽しみに関川を散策してみては如何でしょうか。

 春めいた季節となってきましたが、寒気による日ごとの寒暖差や日中と朝夕の寒暖差が大きい日がまだまだ続きます。体調には充分留意され、モニターの活動を引き続きよろしくお願いします。

 (追伸)
 関川モニターさん(女性 30代)様
  モニター活動が3月までとなること、大変、残念です。関川モニターさん(女性 30代)の報告は、内容や写真なども素晴らしく事務所HPを閲覧する方からも大変好評でした。
 新天地(佐渡市)でも、河川に関することに携わって頂ければと思います。
 約2年にわたり、大変お世話になりました(関川に関するいろいろな発見や情報、ありがとうございました)。
令和4年4月
高田出張所