姫川モニターさん(男性 40代)糸魚川市在住

令和4年2月報告

【活動報告】

 2月14日(月)、16日(水)、24日(木)、28日(月)
 さて雪シーズンもラストとなる2月。ここまでさしたる雪も降らず、酷い目には遭っていません。

 写真@は14日、今井橋付近   写真Aは同日、西中付近   写真BCは16日、今井橋付近

写真@ 今井橋付近  写真A 西中付近 

写真B、写真C 今井橋付近

 雪はこんな感じで、少し積もっては解けるというのを繰り返していました。
 よし、このまま春まで逃げ切れるゾと思った矢先の22日、朝起きるとすでにけっこうな積雪量です。しかも夜までずっと降り続ける予報。ただ、ニュースでこの日の夜半にはピークを過ぎるということだったので、たいしたことはないかなあ、と思っていました。
 ふたを開けてみればむしろ翌23日の方が大雪となり、この日は休日だったこともあって3回ほど雪かきをする羽目に。いつも思うのですが、糸魚川で雪の降るタイミング、とりわけ大雪になるタイミングは、天気予報とはかなり違います。話が横道に逸れてしまいますが、ちょっとこの辺りの原因を考察してみたいと思います。

 そもそも、ここ糸魚川は天気予報のどの地区が該当しているのかイマイチ分からないというのが前提にあります。よく新潟県全体をとって「甲信越なの?」「北陸なの?」「それとも東北?」などという″地元住民でさえ地区が分からない問題“が取り沙汰されますが、日本のどの地区に分類されるべきかただでさえ難しい新潟県の、さらに西の端というニッチな立地。新潟市よりは富山市の方が格段に近く、しかしその富山市でさえも直線距離で70キロくらい離れています。新潟市までは170キロくらいありますから、距離的には別の県のようなものです。
  ところが全国規模の天気予報ならば、だいたいこの2都市の予報から糸魚川の天気を推し量らざるを得ません。…これは無理があるというものです。
 新潟県内の天気予報を見ればいいじゃないか! 当然の指摘です。ところがこれまた上越、中越、下越に分けられたくらいではあまり信頼度がないのです。この3つの区分けなら糸魚川は上越エリアですが、地元住民の間では上越市と糸魚川市の間にある名立という岬状の町を境に天気が全然違う、とよく言われます。要はどこの地区にも属さない陸の孤島のような場所だからこそ、天気予報が当たりにくい、もしくは、天気の変わり目が予報とずれるのではないかと考えています。
 というわけで、長々と書いてしまいましたが、糸魚川の雪は天気予報とはまったく違うタイミングで降る、というのが私感です。とくに大雪になるタイミングは、近隣地区ともだいぶ違う気がします。

 写真DEFは24日、姫川橋付近

写真D、E  姫川橋付近  

写真F 姫川橋付近

 雪が止んだ24日、姫川は完全に真っ白になっていました。
 最下流部の姫川橋付近。浅い支流筋は全体的に凍っているようにも見えました。

 1月のモニター報告で、姫川大橋そばの川原の大規模な雪捨て場が今年は必要なさそう、というようなことを書きましたが、確認不足でした。今年もしっかり雪捨て場ができていました。大変失礼致しました。

 写真GHIは28日、姫川大橋付近

写真G、写真H 姫川大橋付近

写真I 姫川大橋付近

 雪が止んで5日経った28日でも、ときおり雪を満載したダンプカーがやって来ます。捨てられた雪の量は昨季に比べれば少ないですが、結果的には今年もそれなりの降雪量がありました。
  とくに山に雪が多い今年は、雪解け水の轟轟たる流れが見られるかもしれません。姫川で自然の脅威を感じられる貴重なワンシーンなので、楽しみです。