関川モニターさん(女性 30代) 上越市在住

 

 令和3年9月報告

【活動報告】
 
 9月1日
  謙信公大橋右岸まで歩きました。堤防道路上に何箇所か白で何か印の様なものが付けられていました。工事をする際の目印でしょうか。(写真右)





 9月4日
   早朝に中央橋から上流の方を歩いてみました。県管理との境まで行くと、堤防の上を横切る動物を見つけました。キジの幼鳥のようです。顔のあたりが完全に赤くなっていませんが、オスのようです。土手を降りると辺りを見回し、道路を渡り田んぼに入っていきました。


   オスに続いて2羽のメスも道路を渡り、稲刈り前の田んぼに消えて行きました。やぶの川辺公園の方を見ると、ダンプカーの行列ができていました。


   夕方、雨が上がったので稲田橋から上越大橋方面を歩きました。綺麗な虹が出ていました。うっすらと夕日に染まった雲にも秋の気配を感じます。妙高山が見えていました。




 9月9日
   稲田橋から見た関川河道維持掘削工事現場の様子です。まだ朝早い時間でしたが、ダンプカーが何台も並んでいました。土を運び出すようです。写真に収めることはできませんでしたが、工事現場近くにカワセミがいました。以前からこの辺りでよく見かけていましたが、大規模な工事が始まったため心配していました。久しぶりに姿を見られて一安心です。




 9月11日
  朝、中央橋を通りかかると、いつも夕方にサギの群れが見られる付近に黒い何かが集まっているのが分りました。よく見てみるとカワウの群れのようでした。この辺りは鳥にとっては魅力的な場所なのかもしれません。


  午後は関川河口付近を歩きました。とても良い天気で釣りをしている人も沢山いました。川の中を覗いてみると、小さな魚が泳いでいる姿も確認できました。しかし川底に沈んでいるゴミもいくつか見つけました。お菓子の袋等のプラスチック製のものが多く、これらのものは自然には分解されないので心配です。
  美しい声で鳴くイソヒヨドリ(メス)の姿も見られました。




 9月21日
  朝、中央橋から稲田橋まで歩きました。とても良い天気で、妙高山や火打山、青田南葉山がよく見えました。ヒガンバナも咲いていました。 




 9月27日
  夕方、中央橋から稲田橋までを歩いていると、上流から鳥が翼を大きく羽ばたかせながら飛んできました。上空でホバリングをしていたかと思うと、勢いよく川の中に飛び込んで行きました。顔が白く目の周りに太い黒い線が見られることからミサゴと思われます。
  まだまだ日中は暑い日もありますが、彼岸も過ぎだんだん日が短くなってきました。最近は工事現場の後ろに妙高山と火打山が見えるのが気に入っています。




 関川上流
  7月に上流の4箇所を訪れましたが、今回はその続きです。上流から数えて5箇所目は『魚影』です。近くの妙高中央橋の上から下流を見ました。雨が降った後だったので川は茶色く濁っていました。川幅が狭く流れも急です。


 6箇所目は『光の道』です。祈念樹のメタセコイアに囲まれていました。(写真左)7箇所目は『泉』です。(写真右)カメラには収まりきれないほどの大きな円形のオブジェが足元に広がっていて驚きました。




 高田城址公園
  高田城址公園の外堀も歩いてみました。高田城の外堀は昔は関川だったそうです。今は蓮の名所となり、蓮の葉がぎっしり水面を覆い尽くしています。ここが関川だったことはあまり感じられません。




 青田南葉山
 青田南葉山に登りました。頂上へ行く途中、上越の街がとてもよく見え、関川に架かる謙信公大橋と関川大橋、奧には直江津港と日本海がくっきり見えました。(写真左)
 高田城址公園もよく見えました。(写真右)緑色の部分はハスの葉で埋め尽くされたお堀です。高田城の外堀は昔は関川だったと言うことは、山の上から見てみると何となくわかる気がします。





 サギの様子
 9月になってもサギの群れが見られました。日没後、1羽が木に飛び移ると次々に川の中にいたサギたちが木に向かって飛んでいきます。ダイサギやチュウサギなどが多い中、少し赤みを帯びた小柄なアマサギと思われるサギもいました。(写真右)夏場はもっと頭から胸がオレンジ色になるようですが、私はまだ見たことがありません。  9月下旬になると少しずつ集まるサギも減ってきたように感じました。




 9月は秋晴れの日もあり、妙高へ行き関川上流を見たり、登山をしたりして楽しみました。いつも見ている関川とは違う姿が見られたのが良かったです。また、涼しくなってきて野鳥の姿も多く見られるようになってきたので嬉しいです。
 関川の堤防にはマスク等のゴミが多く見られました。海へ流れ出るゴミも多く、環境への影響は深刻だと感じます。