関川モニターさん(女性 30代) 上越市在住

 

 令和3年7月報告

【活動報告】
 
 7月8日
  梅雨らしい天気が続き気温が高い日も多かったので、なかなか活動ができずにいましたが、比較的過ごしやすい日の夕方に上越大橋から中央橋の間を歩きました。気温が高くなってきたからか野鳥の声はあまり聞こえず、虫の声が響いていて夏を感じます。
  上越大橋から稲田橋間は左岸側の高水敷を歩きました。道の両側のヨシが刈られすっきりしていました。(写真左) 土手は6月上旬に草刈りを行っていましたが、もう雑草が元気に茂っています。その中でもムラサキツメクサやシロツメグサが特に多く見られますが、ほとんどの葉が白くなっている事に気付きました。(写真右)うどんこ病にかかっているように思われます。この日歩いた範囲のムラサキツメクサ等の葉はほぼ白くなっていて、この辺り一帯にうどんこ病が広がっているのが分かります。我が家でもベランダでスナップエンドウを育てていましたが同じ様な症状が出ました。



   稲田橋から下流を見ました。(写真左)雨が続いているので水位も高めです。橋の上からカルガモの親子を見つけました。8羽の幼鳥が元気に泳いでいました。




 7月11日
   とても暑かったので、午後から少しだけ船見公園から荒川橋まで歩きました。茶色い羽のウミネコが歩いていました。(写真右)昨年生まれた若いウミネコと思われます。


   船見公園の向かいには、安寿姫と厨子王丸の供養塔があります。(写真左)話は聞いたことがありましたが、詳しくは知らなかったので森鴎外の『山椒大夫』を読んでみました。 高水敷を歩いて船見公園まで戻る途中にはササゴイがいました。(写真右)




 7月16日
  今年は梅雨明けが早く、7月中旬からは真夏のような天気になりました。船見公園に寄ってみると、駐車場の堤防側にあった砂が綺麗に取り除かれていました。今まで気付きませんでしたが、砂がかなり溜まっていたのですね。




 7月31日
  7月後半は連日暑い日が続いていました。この日もとても暑くなりそうだったので午前中にやぶの川辺公園へ行き、矢代川との合流地点付近まで歩きました。堤防も高水敷も綺麗に草刈りされていました。公園のそばでは高く積み上げられた土が重機やダンプカーによって運び出されていました。この日もあまり野鳥の姿は見られませんでした。




 関川上流
  以前から関川上流にも興味があったので行ってみることにしました。昨年から河川愛護モニターを始めて関川下流はほぼ歩きましたが、関川上流はほとんど知りません。上流には7.11水害のモニュメントが11箇所あるということで、今年は全て巡ってみたいと思っています。一里塚にはそれぞれテーマがあり、モニュメントと祈念樹が植えてあります。
  まずは一番上流にある『川の鼓動』です。モニュメントの周りにはコブシの木が植えてありました。川の様子も石がゴロゴロしていて下流とはかなり違います。川の向こう側は長野県です。


  次は『旅人』です。(写真左)ここは時々バードウォッチングに来ている場所です。ここの祈念樹はトチノキだそうです。そして『発電』です。(写真右)すぐ近くには蔵々発電所があります。


  この日最後に行ったのは、『激流』です。大谷橋から下流を見てみました。この辺りは流れが急のようです。




 関川の植物
  最後に7月に見つけた草花を紹介します。
  上旬にはワルナスビの白い花が咲いていました。(写真左)よく見てみると鋭い棘が生えていました。ユニークな名前ですが外来種で繁殖力も強く、実は有毒なので気をつけた方が良さそうです。オレンジの花はヤブカンゾウのようです。(写真右)


  ネムノキの薄いピンクの花も咲いていました。(写真左)下旬には少し背が高い草に黄色い花が咲いていました。調べてみるとメマツヨイグサという帰化植物のようです。(写真右)夕方から翌朝にかけて花が咲くらしく、昼間は萎んでいるものが多かったのも納得です。




 7月上旬は梅雨、中旬には早い梅雨明けがあり、そこからはとても暑い日が続いたので、なかなか活動ができませんでした。少し涼しい早朝や夕方には堤防道路を利用する人が多く見られました。まだまだ暑い日が続きますので、熱中症等には気を付けたいですね。

 近頃、堤防道路を走る原付バイクとよく遭遇します。「一般車両の通行はご遠慮下さい」と書かれた看板や車止めの柵があるのですが…。どのような車種が乗り入れてはいけないのか、分りやすく書いたりイラスト等で示したりする方が良いように思います。