令和3年6月報告
【活動報告】
6月3日
稲田橋から上流、関川と矢代川の合流地点の河川管理区域境界標まで歩きました。近くの高校生が測量の実習を行っているようでした。中央橋を過ぎると、頭の上を小柄な猛禽類が飛んでいました。ハヤブサかチョウゲンボウでしょうか。(写真右)
矢代川との合流地点付近です。カワウが気持ちよさそうに泳いでいました。(写真右)
6月4日
堤防の草刈りをしているラジコン式草刈機と遭遇しました。長く伸びた草がどんどん刈られていきます。そして草刈機が通り過ぎると、すぐにムクドリが数羽飛んで来て何かをついばんでいました。(写真右)
6月8日
この日は早朝から中央橋から上越大橋に向けて関川左岸を歩きました。水戸の川排水機場付近では、いつもは見ないホースのようなものがありました。(写真左)
稲田橋の下をくぐり上越大橋方面へ歩いていると、土手にいたカルガモが3羽、急に飛び立っていき驚きました。よく見かけるカルガモですが近くで見ると迫力があります。
そしてキジのカップルがこちらに向かって歩いてきました。よく見るとメスの足元には小さなヒナが2羽います。
チョコチョコ歩き回るヒナたちの後ろをメスが追いかけ、少し後ろをオスが見守りながら歩いているようでした。その場で立ち止まりキジの動向を暫くうかがっていましたが、キジたちがどんどん近付いてくるので、来た道を戻ることにしました。
(写真左)
予定を変更して稲田橋を渡り、中央橋まで右岸側を歩きました。花壇には「稲田橋花いっぱい実行委員会」の方々が稲田小学校の児童と共に植えた花が綺麗に並んでいました。
6月11日
だんだん日中の活動が辛い時期になってきたので早朝の活動が増えてきました。写真は上越大橋左岸のものです。関川の文字が薄くなってしまっています。その隣にはユーモラスな顔をした魚の看板がありました。
上越大橋右岸の雪捨て場になっていた場所です。工事を行っているようです。
稲田橋から中央橋まで右岸側を歩いていると、アルミ箔に包まれた葉っぱがありました。小学生の理科の観察でしょうか。
6月26日
久々の活動は関川河口です。6月後半は梅雨入りし、雨が降る日も多くなってきました。この日は良い天気でしたがこれまでの雨で川はかなり濁っていました。久しぶりにカモメのような鳥の群れがいました。よく見ると嘴の先が黒っぽいのでウミネコと思われます。
6月27日
午前中、稲田橋から矢代川との合流地点付近まで歩きました。堤防道路を歩いているとディーディーディーとシジュウカラの鳴き声が聞こえてきました。近くの住宅の引込線の上にシジュウカラの幼鳥がとまっていました。すぐ近くには親鳥がいて、子どもたちに向かって鳴いていました。(写真左)
灰色の野鳥が地面を歩いていました。ハクセキレイの幼鳥と思われます。(写真右)
カルガモの親子がいました。親子を見たのは今年初です。小さい子どものカルガモが7羽、元気いっぱい泳いでいました。水の流れが緩やかなところへ行くと、7羽が四方八方に散って、しばらくするときちんと並んで泳ぐのを繰り返していました。
(写真左)
クルミの木にはカワセミ(写真右)がとまっていました。近頃この辺りでよく見かけます。
6月に見かけた草花も紹介します。上旬によく見かけた黄色い小さな花は調べてみたらツルマンネングサのようです。(写真左)ガマも生えていました。(写真右)
黄色いひょろっとした花はブタナという外来種と思われます。(写真左)ハルシャギクも中旬以降よく見かけるようになってきました。(写真右)
春から初夏にかけては野鳥の子育ての季節です。6月は関川周辺でも様々な野鳥の親子や幼鳥を見かけました。普段から野鳥とは距離を保つよう心掛けていますが、この時期は特に刺激を与えないように細心の注意を払って活動しています。(写真は望遠レンズを付けたカメラで撮影しています。)野生の動物たちとの距離も近い関川ですので、このような配慮も必要だと感じています。
1年間の河川愛護モニターも今月で一区切りです。この1年はコロナ禍ということもあり、神輿の川下りなど、関川周辺のイベントが中止になり残念でしたが、この川が地元の人々に愛されていることを強く感じました。また、様々な人たちによって関川がしっかりと管理されていることも知ることができました。上越に住んで3年目になりますが、関川・保倉川を通じて上越のことを知ることができたように思います。1年間ありがとうございました。 |
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