姫川モニターさん(男性 40代)糸魚川市在住


令和3年6月報告

【活動報告】

6月11日(金)、12日(土)、16日(水)、21日(月)、30日(水)
 姫川が流れる新潟県は、6月18日に梅雨入りしたもののその後もたいして雨が降ることもなく、川は半端な増減水を繰り返しています。
 梅雨時期の大雨による川の増水は災害につながりやすく、一般の人にとってはただ厄介なものかもしれませんが、こと川を観察する立場にある私にとっては見どころのひとつでもあります。
 とくに昨冬は雪が多かったため、大量の雪代による増水後の澄み切った流れに期待したものの、ここまではそういったシーンに出会えていません。それどころかすでに、真夏のような細々とした流れの日もありました。

 写真@は11日、写真Aは30日の今井橋付近

写真@ 今井橋付近 写真A 今井橋付近

 姫川の流れでもうひとつ、ずっと気になっているのが増水時の白濁り。数年前に起こった上流の崖崩れが原因とのことです。このイヤな現象が今年に入ってからは少し解消されてきている気がします。

  写真BCは12日、今井橋付近    写真DEは21日、翡翠橋付近

写真B 今井橋付近 写真C 今井橋付近
写真D 翡翠橋付近 写真E 翡翠橋付近

 写真のようなきれいな流れが再び見られるようになってきました。ただ、白濁りからの回復は相変わらず遅く、かなり減水してこないと透明な水にはなりません。しかし、減水が進むころには再び川底にコケが付きはじめるため、完璧な美しさとはいかないのです。ベストは、減水に転じた直後のまだタップリの流れがあるうちに白濁りが取れた状態になること。かつて日本一の清流との呼び声もあった姫川本来の姿はそういったものなのだろうと思います。

 ところで6月の川観察中、河川敷で久しぶりにキジを見かけました。
 写真が下手すぎるため非常に分かりにくいですが、鮮やかな緑色の胸毛を持ったオスです。この場所でキジを発見したのは2回目で、前回は雄雌のツガイでした。巣があるのかもしれませんね。

 写真Fは16日、姫川河川敷某所。黒い点にしか見えませんがキジです

 写真F