【事務所からのコメント】

 今年の3月は、平年に比べ暖かい日が多く、関川においてもその暖かさで、積もっていた雪も解け、堤防や河川敷を利用する方の姿が多く見られるようになってきました。  また、月末には関川沿川の桜づつみの桜も少しずつ咲き始め、利用する方々が桜を眺める様子が見られました。
 そのような3月、河川敷内の雪が解けたこともあり、久しぶりに関川と保倉川を河口から管理区間上流端までモニター活動いただき、ありがとうございます。

  関川河口付近で確認頂きました「砂嘴」。
 関川河口部では春先、冬期の風浪により海より砂が戻され、報告のような「砂嘴」 ( 当方では「砂州」と表現しています)が形成されることがあります。この「砂州」については、今後の融雪や梅雨期の雨により、川の水の増水により海へ戻されると考えています

 ご報告頂きました、関川の河川敷の排雪場へ運び込まれた多くの雪についてです。
 3月の暖かさと報告にもあります「筋割り」のおかげで、融雪が進みました。雪が解けると、雪と一緒に運ばれた「ペットボトル」や道路上に落ちていた「ゴミ」が目立つようになってきています。これらについては、運び込まれた雪の雪解け完了後、回収する予定です。

 いろいろな種類について報告頂きました「関川河川敷内の鳥類」、河川パトロールにおいても堤防上を走る「キジ」、岸辺で休息する「カモ」など、確認しています。
 これから暖かくなるに連れ、関川では数多くの動物、鳥類が見られると思います、珍しい種や、これは!と思うような場面に遭遇しましたら、ご報告お待ちしています。

 保倉川についての報告にあります、@関川合流点付近の「漂着ゴミ」、Aあちこちに立てられている「係留禁止看板」、B港町水防倉庫脇の「大型土のう」、C港橋中央付近上流側に設置されている「機械」、D古城橋下流に「黄色い球体」について、お答えします。
 @は、先月の報告にあります「関川河口部の漂着物」と同様に、風浪が収まる4月以降に片付けていきたいと考えています。
 Aについて、見にくくなっている看板があること、申し訳ございません。順次、補修していきたいと考えていますので、ご了承ください。
 Bは、ご推測のとおり、水防活動用資材として備蓄しているものです。
 Cですが、「危機管理型水位計」と呼ばれる機械で、その地点の河川水位を観測しています。「危機管理」の名のとおり、洪水など有事の際の避難の目安として観測でデータを活用頂きたいと思います。
(次のURLで観測データを確認できます https://k.river.go.jp/ )
 Dは、「ブイライト」と呼ばれるものです。令和2年9月の活動報告で関川河口付近で10個程度発見され、これは何かとご質問頂いたものと同じものです。ブイ(浮子)にライト(電灯)が付いたもので、夜、この付近を舟が通行する際、舟が護岸やブロック等への接触を防止するための目印として設置しています。

 桜も咲き、季節は「春」本番となりつつありますが、寒気による日ごとの寒暖差や日中と朝夕の寒暖差が大きい日がまだまだ続きます。体調には充分留意され、モニターの活動を引き続きよろしくお願いします。
令和3年4月
高田出張所