令和3年3月報告
【活動報告】
3月11日
春の陽気、とまではいかないまでも少しは暖かい日が増えてきて、長らく根雪となっていた川原の雪は段々となくなってきました。
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写真@ 今井橋付近 |
写真A 翡翠橋付近 |
翡翠橋付近まではほぼ雪はありません。ところが、もうひとつ上流の橋、山本橋付近まで行ってみれば、まだまだ雪があります。撮影地点の路肩には70センチ程度の積雪があり、ガードレールが埋まったままでした。
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写真B 山本橋下流付近 |
写真C 山本橋下流付近 |
フキノトウがちらほら。よく、「小さな春」の象徴としてとらえられますが、1回雪が積もって解けるという条件を満たした地面ならば、1月でも、ひどいときは12月中でも出てくるのがフキノトウ。そのため個人的には、直截的に春という感じはしませんが、それでも季節が進行しているのは間違いありませんね。
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写真D |
3月13日(土)
この日は、姫川最下流部の右岸川原(というよりは、もはや海岸)に降りてみました。 川の水は雪解け水も入って茶色く濁り、少々の波高の海水と激しく交じり合うさまは、迫力満点です。海岸にはヒスイ拾いの方も何人かいましたが、波があるときのこの海岸は砂っぽくなってしまい、石自体がほとんど見えなくなってしまうため、成果は思わしくないようでした。
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写真E 姫川河口付近 |
写真F 姫川河口付近 |
3月23日(火)
雪解け水も段々と入り始めて、姫川は少しの雨でもけっこうな増水をするようになってきました。この日も少々の増水傾向。
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写真G 翡翠橋付近 |
春の陽気に包まれるような日も多くなり、「小さな春」がそこかしこで確認できます。ツクシは正真正銘の春の象徴ですね。
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写真H 國富アネックス付近 |
写真I 國富アネックス付近 |
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写真J 國富アネックス付近 |
この写真を撮っていて気付いたのですが、ツクシは川と同一フレームに入ってくれるような場所にはめったに生えていないのです。あくまで姫川の状況報告なので、なんとかして川と一緒に撮ろうとしたのですが、この日はそういう場所を見つけられませんでした。川側の土手などは増水時には浸水してしまう危険性があるため、ツクシ自身が生息域として避けているのでは? などと想像してみたり。
そして、日本の春といえば、桜です。糸魚川市内ではけっこう咲き始めているのに、國富アネックス裏の桜並木は、まだつぼみが固いようでした。
3月26日(金)、29日(月)、31日(月)
ここからはホテル國富アネックス裏の桜並木の推移を報告します。
前回観察から3日後の26日、さっそく変化が。遠目にも桜並木がピンクがかって見えましたが、近づいてみれば、つぼみが膨らんで花弁のピンクが見えかけています。でも、この時点では一輪の開花も確認できず。東京などの試験木による「開花確認」だとすれば、「惜しくも開花宣言ならず」と言ったところでしょうか。
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写真K 國富アネックス付近 |
その3日後の29日には、もう完全に開花宣言済み、といったあんばい。2、3分咲きの感じ。
この日は黄砂の飛散がニュースなどで報じられていて姫川上空の空も不気味な感じにボンヤリ曇った状態。遠くの山がかすんでいます。
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写真L 國富アネックス付近 |
さらに2日後の31日には7、8分咲きになっていました。
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写真M 國富アネックス付近 |
写真N 國富アネックス付近 |
まこと桜というのは開花すればあっという間に咲いていってしまうものですね。ここの桜並木はきれいな割に、場所柄か見物人がかなり少ない方だと思うのですが、この日はたった2組だけいた見物客のうち1組が知り合いで、陽光の中、世間話にも花が咲いたのでした。 |
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