関川モニターさん(男性 60代) 上越市在住


令和3年2月報告

【活動報告】

 2月は立春を過ぎてからは気温が高めになることが多くなりました。ですが中旬に2日程降雪で、ここ高田地区では積雪2mに戻るなど、今年の厳冬を再び思い起こさせつつ、寒さと緩みを繰り返し春に近づくきざしを感じた月でした。

 今月最初のモニター活動は、2月6日(土)am9時30分過ぎから1時間程ですが、上越大橋たもとより左岸側上流近辺及び右岸側下流近辺を活動しました。
 またその後、高田城跡公園内の南側のお堀を観察に行きました。 まず最初の上越大橋近辺ですが、当日も、右岸側の下流方面河川敷が雪捨て場になっているため、雪捨てに向かう排雪車がとても多く往来しており、また未だに車の駐車スペースもほぼ無い中での活動でしたので、一定箇所に長時間留まれないなど制限下の中での活動となりました。



 写真@は、左岸側上流方面を撮ったものですが、堤防上の除雪は手前の200m程しかなく、そこから徒歩通行不可が分かります

  写真Aは、写真@より左側を向いた河川内を撮ったものです。 河川内で上越工業用取水堰の工事が進行中のようです。

 写真Bは、その工事看板のようです。看板には、「取水堰の補強を行っています」との表示があります。

 写真Cは、左岸側下流方面を撮ったものですが、上流側と同じく徒歩通行不可が分かります。

 写真Dは、上越大橋を渡り右岸側下流方面を撮ったものです。写真ではわかりづらいですが、雪捨て場の風景です。この時は、多くの排雪ダンプが雪捨てに行き来していました。そしてその延長たるや200mを優に超えているのではないでしょうか。
  近年ではこれほどの延長となるのは記憶にありません。今冬の豪雪のすさまじさを示していると思います。

 写真Eは、「上越消流雪用水放流施設」として利用されている高田城址公園南堀の風景です。
 ここは、関川の水が取り込まれ放流されています。
 写真のお堀奥側の右手側には排雪の雪がありましたが、おそらくこの施設の効果でしょうか、排雪の山はたいしたことはありませんでした。
 なお、写真のとおりここには、多くの白鳥やカモ類が羽を休めているのが確認できました。




 今月二回目のモニター活動は、2月13日(土)pm2時過ぎから約1時間ですが、関川大橋右岸たもとより上流方面に向かい、謙信公大橋を横断し、また戻るルートにて活動しました。

 写真Fは、関川大橋右岸側上流部を撮ったものです。この日は天気が良く気温も15度位の中での活動となりました。
 藤野新田桜づつみが写っていますが、後2か月で開花の時期となるので今からとても楽しみです。

 写真Gは、謙信公大橋との中間に確認できました雪捨て場です。ここの雪捨て場の名称は残念ながら確認できませんでした。

 写真Hは、その途中で見つけました堤防上の舗装路が損傷して大きな穴が1m程の大きさであったものを撮ったものです。大きな損傷箇所はここだけであったことを報告します。

 写真Iは、謙信公大橋を横断し左岸側上流方面を撮ったものです。
 ここは「謙信公大橋左岸上流雪捨て場」とされているものらしいです。確認しますと、河川敷の所に高さ2m位の台地上に雪が捨てられ踏み固められて整地されていることが良くわかります。
 雪捨て場については、例年と比べこの冬はここや先ほどの箇所以外にも指定された関川河川敷内の箇所がありますので、やはり今冬の積雪量の多さは平年を大幅に上回る量であったことがわかります。

 写真Jは、謙信公大橋左岸側下流方面を撮ったものですが、堤防上を工事用のダンプが通行しています。
 後でわかりましたが、ダンプは下流側の関川大橋を超えその先の河川敷内で行っている河道掘削工事用のダンプと確認できました。ですから随分長い距離を堤防を通行していることがわかります。

 写真Kは、市終末処理放流渠の関川合流部にカモが集まっているの撮ったものですが、ここは放流される水が温かいためにカモのエサとなるものが他の場所に比べより多いのだろうと思っています。あくまでも推測です。
 なお、前月には確認できた白鳥は、今回は確認できませんでした。



 今月三回目のモニター活動は、2月27日(土)am10時過ぎから約1時間ですが、藤野新田桜づつみ下流側より関川大橋を渡り左岸側下流方面の労災病院間を往復活動しました。

 写真Lは、関川大橋左岸側を下流方面200m程に掲示されてあった掘削工事案内板です。写真奥側の河川敷内において工事用重機などが置かれています。実はここは昨年の栄町町内のどんど焼き(賽の神)の会場でしたが、この工事の為かコロナ禍の影響もあり、今年はここでは開催出来なかったので個人的に写真撮影もできず残念な思いです。

 写真Mは、左岸側の労災病院脇での下流方面を撮ったものです。
 実はここは、1週間前にすぐ横の労災病院側から堤防上へ訪れようとした場所です。その時は、ここは一面圧雪20cm以上の雪で覆われており、さらに近くの道路や駐車場からの除雪された雪で1m以上の雪の壁に遮られている状態であり、この堤防道路上に踏み入れる事さえ出来ない状態でした。その時の堤防道路を撮った写真もあります。
 とにかくたった一週間でここまで雪が消えるのかと驚きました。私が住む高田地区と、ここ直江津地区は雪の解け方に随分差があると感じました。

 写真Nは、ここ左岸側堤防上で見つけました河口等距離案内標ともいうべき石製のものです。労災病院脇から関川大橋までの区間で全部で3個見つけました。他の地域では見た記憶が無いのですが、なぜここだけこのような距離標が設置されているのでしょうか。?それとも他の場所にも同様なものがあるのでしょうか。?

 写真Oは、折り返し再び関川大橋左岸側たもと付近より上流方面を撮ったものです。この写真でもわかりますように、ここから見える上流側でも堤防道路上は雪が全く見えません。

 写真Pは、関川大橋上より上流方面左岸側の川岸を見た際に、カモが多く居ましたので撮ったものです。カモの群れはここだけでなく、先ほど訪れた労災病院近くにも数多く佇んでいるのを確認できました。
 ですが、もうこの付近には白鳥を見かける事はありませんでした。
 写真Qは、同じく関川大橋より右岸側上流方面を撮ったものです。 ここでは、〇印にある雪が見えますが、そこは雪捨て場とした箇所の雪ですので、この辺でも雪が大方消えたのがわかります。

 今回の活動では、今回訪れた直江津地区のあまりの雪消えの早さと、対照的に雪がまだ1m以上残る高田地区とのギャップの大きさにとても驚き、両地区がわず7~8kmしか離れていないことから自然のなすこのような不可思議さをとても感じました。

 今回の活動を通して、豪雪による堤防等の破損や目立つゴミは確認することはありませんでした。

右の写真はスペースがありましたので、2/20 (土)に撮りました、労災病院脇の写真です。
先に書きましたとおり、積雪の為に足を踏み 入れる事ができませんでした。


今月は、@−1 上越大橋左岸側上流部及び右岸側下流部方面
    @−2 高田公園南堀(上越消流雪用水放流施設)
    A   関川大橋右岸側〜謙信公大橋横断から引き返し
    以上2回の活動をすることが出来ました。


【関川関係年間行事予定(2020年7月〜2021年6月)週末〜土日のみ】
 07月 上越まつり「みこしの川下り」(例年7/26前後)今年はコロナ禍で中止
 08月
 09月 河川敷コスモスが咲き始まる→中止なのか?
 10月 河川敷コスモス満開見頃時期⇒コロナ禍で中止(回答ありがとうございます。)
 11月 関川及び周辺河川内でサケの産卵の為の回遊が見れる。→確認できず。(遡上確認の回答ありがとうございます。)
 12月 初雪・降雪が見られる。→12/14(月)から本格的降雪を確認しました。
 01月 地域によっては関川河川敷内での「どんど焼き」が見られる。
   
→豪雪のため、中止・延期となった地域が多かったようです。
 02月 大雪時関川河川敷内雪捨て場利用が見られる。→複数の雪捨て場確認
 03月 河川敷内雪解けとともに春の芽吹きの時期
 04月 三交地区(右岸)桜づつみなどの関川堤防の桜が見頃時期 関川及び周辺
 05月 河川内で大型の鯉の産卵の為の回遊が見れる。関川の伐採木無償配布時期
 06月 関川クリーン作戦(例年6月末の日曜)