【事務所からのコメント】

 2月のモニター報告ありがとうございます。
 2月は、暖かくなった!と思うと、大雪がふるなど気温や積雪の変化が大きな月だったように思えます。モニター報告にもありますとおり、関川においても初旬からの暖かさで、それまで積もっていた雪も解け、15日頃には地肌が見え始めた、と思った矢先、16日からの大雪でまた一面の銀世界へ逆戻り。その後はまた暖かくなり、月末にはまた地肌が見え始めてきました。
関川の雪捨て場における雪割りの状況【R3.3.5撮影】  雪割りを行う重機の様子(今池橋下流)
【R3.3.5撮影】


 河川巡視で確認された舗装の損傷【R3.2.11 撮影】
 関川では、5箇所が雪捨て場として活躍し、どの箇所とも受け入れ可能量が一杯になるくらいの雪が運び込まれ、連日、ダンプトラックなどの車両が堤防上をひっきりなしに通行していました。
 たくさんの雪を積んだダンプトラックなどの大型車両が堤防上を通行したため、報告にあります「堤防上の舗装路の損傷」が複数箇所で発生、確認されています。堤防上の舗装は、大型車両の通行を想定した舗装構造ではないため、これだけ多くの車両が通行したことにより、痛んで(損傷)しまうことは致し方ないことと思っています。

 これから雪解けが進み、気候が春に向かうと関川は多くの河川利用者(散歩、ジョギング等々)見られるようになります。利用者が多くなる前までに痛んだ箇所の補修が行えるよう関係者と連携し対応していきたいと思います。
 また、「上越消流雪用水導入施設」も一斉雪下ろしにより排雪された雪を溶かすため、1月12日より稼働を開始し、投雪か完了した日(1月27日)より15日間、関川より導水を行い 2月10日に稼働を停止し、排雪された雪を解かすため活躍しました。
 これも大雪の影響?なのでしょうか、報告にもありますように、今年の冬は多くの鳥(白鳥やカモ類など)が関川の水面で羽を休めている姿を見ることができました(高田城址公園のお堀も「上越消流雪」の稼働により水面が確保されたことにより多く見られました)。

 次からは、報告にあります質問についてお答えします。
河川巡視で確認された河口部の漂着物の状況
【R3.3.25撮影】
@河口部の高水敷で確認頂きました「流木」や「ゴミへの対応についてです冬期の風浪により、毎年、河口部の高水敷は、流木などで覆い尽くされます。この片付けについては、例年ですと風浪が落ち着く4月以降に実施しています。今年も気象状況を見ながら実施いたいと思いますので、ご理解いただければと思います。

A労災病院から関川大橋付近の左岸堤防で確認いただきました「石製の距離案内標」なるもの。この案内標が設置してある場所は、左岸側のJR橋(1.2k付近)から関川大橋(2.6k付近)までの区間で、その間に4箇所、設置されています(その他の箇所にはありません)。案内標を見ると「河口まで○○k」、「関川大橋まで○○」と大きく書かれており、また、小さく「荒川橋まで○○m」「直江津橋まで○○m」と書かれていることから、この区間限定に設置されたものと思われます。なぜこの区間に設置されたのかについては、現在、確認中です。わかりましたらお答えしますのでお待ちください(「建設省」との記載もあるため、省庁再編以前(平成12年以前に設置されたものと推察しています)。

 暖かい日も多くなり市街地の積雪も大分解けてきております。が、山間部にはまだ多くの積雪が見られ、気象予報では「なだれ」や「融雪」などの注意報が発表されています。  融雪により河川が急激に増水する恐れがありますので、モニター活動の際には安全に十分留意されるよう、よろしくお願い致します。
令和3年3月
高田出張所