令和2年10月報告
【活動報告】
10月7日
朝晩の冷え込みを感じるようになり、急に秋めいてきた10月初旬。
秋といえば紅葉、ということで今月の川観察は主に川沿いの山の変化をテーマにしたいと思います。定点観察地点に根小屋付近を設定します。
写真@Aは10月7日の根小屋付近
青々しい山肌。まだ全然紅葉の気配を感じませんでした。川の流れはといえば…
写真Bは同日の翡翠橋付近
相変わらず低水位で安定しています。
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写真@ 根小屋付近 |
写真A 根小屋付近 |
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写真B 翡翠橋付近 |
10月17日、20日
10日後の根小屋付近を観察。気のせいか?と疑う程度には色づいてきた感じです。
写真CDは10月17日の根小屋付近
川は今回も平水。
写真Eは同日の大野付近
写真FGは10月20日の翡翠橋付近
気づけば川原には満開の黄色い花が咲いています。セイタカアワダチソウの群生ですね。
繁殖力が強く、在来種を駆逐する嫌われものの雑草として常に有名ですが、満開に咲いた姿はなかなかにオツなもの。俯瞰すれば菜の花畑にも見えますね。
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写真C 根小屋付近 |
写真D 根小屋付近 |
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写真E 大野付近 |
写真F 翡翠橋付近 |
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写真G 翡翠橋付近 |
10月27日
さらに10日後の根小屋付近を観察。木々は遠目にも少し色づいてきましたが、劇的な変化はなし。
あれ?ここら辺りの木って針葉樹が多いのか?
このころ糸魚川では平地の街中でも紅葉が進んで、街路樹のハゼが鮮やかな赤や黄色に色づいてきたというのに…。観察地の場所を間違えたか?前景のススキの穂が10月初旬と比べれば明らかに伸びて風になびき、秋を感じさせるのみでした。
写真HIは10月27日の根小屋付近
そして川はといえば、まったく変化なし。
写真Jは同日の北陸自動車道高架下付近
いやいやそれにしても、川の水位が安定しすぎていて観察者としては見どころを探すのに苦労します。振り返ってみれば5、6月頃に数回、かなり増水したときがあったものの、7月の梅雨の増水はたいしたことがなく、台風や秋雨前線による雨も少なかったため、7月以降、ほとんど変わり映えがしない川面となっています。
川の美しさは、増水により石のコケが一掃された後の清々しい流れ――これが一番だと思うので、少し残念です。
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写真H 根小屋付近 |
写真I 根小屋付近 |
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写真J 北陸自動車道高架下付近 |
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