【事務所からのコメント】
 
 長かった梅雨も明けようやく夏、と思いきや猛暑となった8月、暑い日が続いた中での河川愛護モニター活動についての報告、ありがとうございます。

 7月に引き続き、関川で見つけたいろいろな動植物についての報告、ありがとうございます。今回の報告では、鳥や魚についていろいろな情報を頂き、とても参考になります。
 先月の回答で、「国土交通省では、関川の直轄管理区間において「河川水辺の国勢調査」を実施しています。」とお答えしました。
 直近の調査では、鳥類約70種類(平成27年)、魚類約60種類(令和元年)が確認されてます。また、その他の種(両生類、は虫類、ほ乳類など)においても多くの種類の生き物が確認されています。
 今後も季節が移りゆくと、違った種類の生き物が見られると思いますので、探してみては如何でしょうか?

 上越大橋付近のクルミの木で確認の報告を頂いた「アメリカシロヒトリ」には、当方も苦慮しています。当方で管理している「桜づつみ」の桜にも多く見られ、勢いよく葉っぱを食べていきます。桜づつみの桜で確認された場合は、駆除を行っています。

国土交通省管理の桜で確認されたアメリカシロヒトリの状況
(左:右岸0.7k付近(河原町測帯) 右:右岸6.4k付近(関川ヘリポート))
<R2.8.14撮影>

 「河川距離標」の未補修について、ご指摘ありがとうございます。
 「河川距離標」は、河川管理を行う上で大事な目印となるものです。未補修箇所の対応については、現在、ようやく資材の手配が整い、9月中には補修を完了する予定です。
 距離標を含む河川標識の状況は、河川巡視等で確認を行っていますが気づかないことなどあるかもしれません、他にも不具合な箇所などありましたら、ご指摘ください。

 ゴミの投棄について、確認報告ありがとうございます。
 河川内のゴミは、投棄されたもの、上流部や樋管等から流れてくるもの、河口付近では海から漂着するものなど多くあります。
 ゴミの投棄に対しては、河川巡視などで監視や回収を行っていますが、まだまだ後を絶ちません。
 川へのゴミの投棄は、やめて頂きたいと思います。

 9月に入り、いよいよ「台風発生」の情報が多く聞こえるようになってきました。
 昨年10月の台風19号では、関川においても氾濫危険水位に達する洪水が発生しています。
 台風が発生した際は、接近に備え情報収集を行い、点検や施設管理を迅速に行えるよう早期に準備、体制を整え対応していきたいと思っています。

 まだまだ、残暑厳しい日が続きます。熱中症にはくれぐれも気をつけて頂く共に、安全第一でモニター活動をお願いします。

令和2年9月
高田出張所
(先月の報告内容の訂正について)

 先月のモニター報告の中にありました、堤防除草の際に発生した刈草をまとめた白いものの名称を「コンポスト」と表し、ご紹介しておりました。

 事務所HPをご覧頂いた方より、
 「コンポスト」は、生ごみなどを堆肥化する緑色のバケツを表したり、「堆肥」自体のことを表すのが一般的で、
 刈草を「ロール」にまとめ、家畜のえさに使用するということであれば、あの白いロールの呼び名は「ロールベールラップサイロ(中身は「サイレージ(発酵粗飼料))」と表すのではないか。
 とのご意見を頂きました。

 堤防除草の刈草をまとめ、その後の使用が農業高校で飼育いている牛や山羊などの飼料となるので、「ロールベールラップサイロ」が正しい表しとなります。

 この場で訂正させて頂きたいと思います。よろしくお願いします。