関川モニターさん(女性 30代) 上越市在住


令和2年7月報告

【活動報告】
 
 今月から関川の河川モニターとして毎月活動していくことになりました。昨年県外から引っ越してきてまだ日も浅く分からないことばかりですが、これを機に地域のことや関川のことをたくさん知っていきたいと思います。よろしくお願いします。

 活動日
 7月9日、7月10日、7月12日、7月13日、7月21日

 7月は雨が多く、晴れ間もほとんどありませんでした。歩いていると急に雨が降ってくることも何度もありました。日頃から健康のために関川の堤防などを歩いていますが、今月はいつもより歩くことができませんでした。

 7月9日
 夕方、稲田橋から上越大橋方面へ関川左岸を歩きました。ここはいつもの散歩コースのひとつです。 堤防の草が刈られすっきりしていました。この日は昼頃ラジコン式草刈機を見かけました。定期的に堤防等の草刈りを行ってもらっているので、いつも気持ちよく散策できます。


ハルシャギクがたくさん咲いていました。関川周辺を歩いているとこの時期よく見る植物です。


 歩いていると目の前にタヌキが現れました。ここでタヌキに出会ったのは初めてです。
 この後稲田橋から中央橋まで左岸を歩きました。雨続きで関川の水位も高くなっています。中央橋から下流を見ると、とても夕焼けが綺麗でした。増水でいつもなら陸続きになっている部分が完全に中洲になっていました。



 7月10日
 稲田橋から上流を見るとカワセミがいました。ここでは時々見かけます。北城排水樋管の水路にカルガモの親子がいました。以前見た時よりもヒナたちが少し大きくなっていました。



 7月12日
  関川と矢代川の合流地点付近を歩きました。昨年の台風19号の時に護岸が削られたのでしょうか。洪水時の流れの激しさが感じられます。
 今池橋です。以前図書館で借りた本に、関川と矢代川の合流点が今とは違ったとあったので気になっていました。立っている所が以前は川だった部分です。


 今池橋の近くに消波根固ブロックが並んでいました。六脚ブロックというタイプで、河川の緊急事態時に水防用ブロックとして利用されるようです。



 7月13日
  稲田橋から中央橋付近を歩きました。前日までの雨で増水していました。
 右岸にはクルミの木があり実がついていました。


 古川排水樋管の水路近くでは変わった柄のカモを見ました。よく見るとオシドリのオスでした。ここでは春に鮮やかなオシドリをよく見ていたので地味な夏羽には驚きました。中洲付近ではミサゴが気持ちよさそうに水浴びをしていました。



 7月21日
  中央橋左岸から矢代川の合流地点まで歩いてみました。矢代川からは茶色く濁った水が関川に流れ込んでいました。途中にあったこの設備が気になりました。


県管理との境界付近まで歩き中央橋まで戻りました。途中堤防の上にキジがいました。


 7月24日
 保倉川と関川の合流点まで行きました。保倉川を歩くのは初めてです。日本海からボートや水上バイクが関川や保倉川に入ってきていました。古城橋のたもとにある保倉川の看板の文字が一部薄くなっているのが気になりました。

 野鳥はカモメやササゴイが飛んでいました。ササゴイは関川中流でも時々見かけることがありますが、カモメは下流でしか見たことがありません。



報告内容に対する意見,感想等
 
 河川モニターの活動を意識しながら今月は関川周辺を歩いてみました。

  夏場になると見られる野鳥が減ってくると思っていましたが、意外にいろいろな種類の鳥を見ることができました。オナガガモやオオバンなど夏には北へ行くはずの渡り鳥も、数羽関川にいることが確認できました。
  また、堤防道路上にはゴミはあまり見られませんが、雨が降ると上流から流れてくるゴミが気になりました。

  7月は全国各地で水害が起こって大きな被害が出ました。上越市も雨が多く、関川も水位が高くなって心配になることもありました。どこで災害が起こってもおかしくない時代ですので、各自で備えることも必要だと実感しました。

 毎年7月末に開催される上越まつりは新型コロナウイルスの関係で中止になり、神輿の川下りも行われませんでした。私は上越まつりに行ったことがないので楽しみにしていたのですが残念です。来年は無事に開催できることを願っています。