関川モニターさん(男性 60代) 上越市在住


令和2年6月報告

【活動報告】
 
 6月は例年どおり月始めより気温が高い日多く、モニター活動中のマスクも 暑苦しく耐えられないほどで、暑い日が多い月でした。



 今月最初のモニター活動は、6月6日(日)pm3時20分過ぎから50分程ですが、上越南消防署裏手の河川堤防より稲田橋横断〜(右岸側)〜上越大橋横断〜(左岸側)〜稲田橋〜上越南消防署裏手河川堤防まで周回にて活動しました。

 写真@は川の中に鯉らしき大型魚が左丸内に二匹・右丸内に一匹ゆっくりと泳いでいるのを見つけたもので、稲田橋の中ほどに近い地点のものです。

 写真Aは「稲田橋花いっぱい実行委員会」が先日第31回「みどりの愛護」功労者国土交通大臣表彰の受賞をされたとのテレビ放映を拝見し、その場所を確認しに訪れた際の風景です。 場所は、稲田橋右岸側河川敷内です。写真では確認しづらいかもしれませんが、黄・赤・緑やらのカラフルな色の花の苗が植えられてありました。 しばらくすれば、今以上に花が咲き乱れる事でしょう。

 写真Bは稲田橋より下流右岸側100m位にあります水位測量標でしょうか。

 写真Cは同じく同標より更に下流100m位にあります水位測量標です。

 ここで質問です。このわずかな距離を空けての同じような水位測量標らしきものは、何なのでしょうか。?

 写真Dは、この4月活動報告の際にご返答頂いた「高水敷魚道」の一部遠景です。今回はすぐそばまで近寄るタイミングがありませんでしたので、ご説明頂いた内容をこの目で確認できませんでしたので、次の機会にしたいと思います。

 写真Eは、帰りの稲田橋手前左岸側河川敷内で見つけたキジの姿です。 じっと見て確認したところ、二匹のキジがいるようでした。 写真のキジは後ろから追っていた色鮮やかな感じのキジでありましたので、恐らくこちらはオスのキジと思われます。

 今回の活動では、目立つゴミは見当たりませんでした。


 
 今月2回目のモニター活動は、6月20日(土)pm3時頃から約1時間程ですが関川大橋右岸上流部〜関川大橋横断〜関川大橋左岸下流部〜御館川管理橋〜直江津橋横断〜(右岸側)〜関川大橋右岸上流部間を周回活動しました。

 写真Fは、河川敷内の様相です。1か月前に見た風景と比べて草花等雑草の繁茂が著しく、また刈り取りが必要と思わせる状態でした。

 写真Gは、御館川が関川に合流する付近における川中を覗いていた際に見つけて亀が息継ぎの為浮き上がってきた瞬間です。実際、モニター活動で亀を見たのは初めてでした。この後、亀は濁った水中に 潜っていきました。

 写真Hは、右岸側に回り春日新田1丁目付近の河川敷の様相ですが、河川敷内に新たな砕石(玉砂利か?)での歩行用通路が設置されているのを確認しました。ここは、今期の早い時期に河川敷の雑木類の伐採工事が為された箇所であることを思い出しました。伐採の後でこのような遊歩道的なものまで設置工事 していたとは全く把握していませんでしたので、お恥ずかしい話です。

 写真Iは、同じく春日新田1丁目付近の堤防沿いですが、ここに「春日新田第二種側帯」と書かれた表示板の近くで、「飛来塩分量を調査しています」との表示紙があった箱物の工作物があった箇所です。どうやら同調査は終了して撤去された様相ですので、貼り紙も無くなっていますが箱物のケースは残っています。

 写真Jは、「春日新田資材倉庫」と「仮設トイレ」です。 仮設トイレですが、思い出した結果、関川には3箇所ある事が判明しました。
緊急時にはとても助かりますので、今後も配備継続よろしくお願いします。

 写真Kは、関川大橋右岸たもと付近内の河川敷にあります団体(リバーサイド夢物語)が管理していますコスモスの花の育成畑の現況です。 現在は雑草なのかコスモスなのか判別出来ない草が伸びた状態となっています。

 今回の活動では、関川河川内の水が前日の降雨の影響で濁った状態でしたので、河川水中内の様相は不明でありました。 また河川敷等においては、特に目立つゴミは見当たりませんでした。


今月は、@稲田橋横断〜(右岸側)〜上越大橋横断〜(左岸側)〜稲田橋間周回
    A関川大橋横断〜(左岸側)〜直江津橋横断〜(右岸側)〜関川大橋間周回活動動
 以上2回の活動でした。

 最後にこの1年間河川愛護モニターを務めさせて頂きありがとうございました。
 この1年は本報告書最終に毎月記載させて頂きました「関川関係年間行事予定」に概ね合わせるようにして計画実行してまいりました。
 

 今日は月間活動指標になっている鯉の産卵回遊を確認する事を最大目標に活動しました。

 写真LMと儀明川及び大瀬川を確認した際には残念ながら水も多少濁っている事も有り、大型の魚影を確認できませんでした。 が、最後の写真OPのとおり正善寺川合流部において鯉らしき数匹の魚影を確認することができましたので目標は達成でき、最後に復路の大瀬川においても 写真Qのように魚影が確認できました。

 ですが、独りよがりの偏った活動報告となったのでないかと少々心苦しく思っております。 今後も今回の経験を踏まえて、関川の環境等保全活動の役に立てればと考えております。ありがとうございました。
 
 
【関川関係年間行事予定(2019年7月〜2020年6月)週末〜土日のみ】
07月 08月09月 10月 11月 12月 01月 02月 03月 04月 05月 06月 上越まつり「みこしの川下り」(例年7/26前後)

関川・姫川直轄改修50周年記念事業「関川・姫川バスツアー」(9/28・29)

河川敷コスモス満開見頃時期
関川・姫川直轄改修50周年シンポジウム 関川
及び周辺河川内でサケの産卵の為の回遊が見れる。
地域によっては関川河川敷内での「どんど焼き」が見られる。
大雪時関川河川敷内雪捨て場利用が見られる。→
今期は設営無しでした。
河川敷内雪解けとともに春の芽吹きの時期
三交地区(右岸)桜づつみなどの関川堤防の桜が見頃時期 関川及び周辺河 川内で大型の鯉の産卵の為の回遊が見れる。関川の伐採木無償配布時期
関川クリーン作戦(例年6月末の日曜)


【事務所からのコメント】
 
 6月期の河川愛護モニターの報告ありがとうございます。

 「稲田橋花いっぱい実行委員会」は、ボランティア活動として、稲田橋右岸の河川敷花壇及びその周辺の維持管理(草刈りやゴミ拾いなど)を平成13年より行って頂いております。
 この度、「河川における草花の植栽、清掃、美化等のみどりの愛護に関する活動に顕著な功績があった団体」として認められたことから、第31回「みどりの愛護」功労者国土交通大臣表彰を受賞されました。


     表彰伝達の様子        記念撮影
                  (左:飯塚委員長 右:事務所長)
 本来であれば、5月に福井県で開催予定であった「みどりの愛護」のつどいで表彰され る予定でありましたが、新型コロナウィルス 感染症拡大防止の観点からその「つどい」が 中止となったため、花壇に花植に際し、同事 務所より表彰を伝達させて頂いたものです。  今年の花植は、実行委員会のみなさん、稲 田小学校4年生のみなさん、上越市及び国土 交通省職員の参加で、マリーゴールド、日日 草(約2,600株)の花苗の植えを行いま した。

 植え付け後は、実行委員会の皆さんにより草取りや水まき等を行って頂きます。
 稲田橋右岸の周辺が花々が咲き彩ることと思います。

  花植の様子(R2.6.4)  


 稲田橋下流で見つけた「水位測量標」のようなもの、これは、河川の流速(水の流れる速さ)を観測するために設置している「見通し杭」と呼ばれるものです。
 洪水時(高水時)に、稲田橋より「浮子(ふし)」と呼ばれる棒を投げ込み、その浮子が見通し杭〜見通し杭までの間(100m)を流れる時間を計測し、その時間から流れる早さを求めます。ちなみに通常時(低水時)は、稲田橋上流の高田水位観測所地点で徒歩もしくは舟にて流速計を使用し計測します。


 
R1.10.13 台風19号時の稲田橋下流の様子  観測する様子(R1.10.13 台風19号時)
(左:浮子投下 中:水位計測 右:浮子通過観測)


 1年間に渡り活動を精力的に行って頂き、また、貴重なご意見を頂きまして非常にありがとうございました。
  今後も何かと関川、保倉川接する機会があると思います。関川、保倉川に訪れた際にお気づきの点などありましたら、情報をお寄せ頂ければと思います。
令和2年7月
高田出張所