関川モニターさん(男性 60代) 上越市在住


令和2年1月報告

【活動報告】
 
1月は、暖冬予想のとおり積雪はほぼ無かったのですが、かといって晴れの日が多いわけでなく雨やみぞれの日が多い日本海側らしい天候となりました。


今月最初のモニター活動は、1月11日(土)am11時頃から45分程ですが、中央橋上流500m程〜左岸側〜稲田橋までを活動しました。
この日は午後3時位まで晴れで気温8度位ありましたので、この時期としてはとても活動しやすい日でした。
写真Cの真ん中当たりに青色のブルーシートが見えました。
恐らくこれは明日行われれるどんど焼きのカヤをカバーしたものと思われます。ここで明日どんど焼きが実施されるのでしょう。
写真Dは、河川内で休んでいる白鳥と思われます。
写真Eは、「高田水門施設」の一部である水位観測施設です。この施設には、昨年の台風関連出水による破損等は無い模様です。


今月2回目のモニター活動は、1月12日(日)am10時45分頃から約40分程、関川大橋左岸側から下流方面御館川合流部までを活動し、同日pm1時20分頃から1時間程、上越大橋左岸側〜稲田橋〜中央橋手前250 m地点を活動しました。
この日の活動のメインは、どんど焼きの実施模様報告です。
午前中の活動は写真を載せていませんが、関川大橋左岸側下流付近の河川敷内にて直江津地区栄町町内会によるどんど焼きが行われていました。
写真@は、先日位置確認をしました「東城町3丁目」のものです。
写真Aは、「東本町4丁目」のものです。
写真Bは、「高土町2丁目」のものです。
今年は、4町内のどんど焼きをこの目で確認する事ができました。
そこでは、各町内の担当者が、必ず火の後始末の為長時間現場にて後始末しているということが分かりました。
去年も記しましたが、河川敷内でどんど焼きを行うことで、火事の発生リスクを軽減できると思われますので、今後より河川敷内でのどんど焼き実施が増加するかもしれません。


今月3回目のモニター活動は、1月25日(日)am9時頃から約45分間、上越大橋左岸側〜儀明川管理橋経由〜大瀬川管理橋を活動しました。
写真@は、上越大橋下の左岸側河川敷内において詳細は不明ですが工事の準備のような設営がありました。
ここで質問です。この設営物は何でしょうか?
写真Aは、堤防上に工事看板及び河川敷風景を撮ったものです。
看板には工事期間がこの1/27まで表示されておりました。おそらく以前報告しました土橋付近の河川敷内での「河道掘削工事」と思われます。
河川敷内に目をやると、カヤとクズの植生による境界がハッキリと分かります。夏の季節にはあれほど隆盛を誇っていたクズですがこの季節はペチャンコの状態で依然立っているカヤ類とは状況が分かれています。
写真Bは、儀明川合流部上流側の河川敷内の写真ですが、ゴミが非常に目立ちます。同様に写真Eにおいても先ほどの「河道掘削工事」の下流側末端部ですが、かき集められた様な感じのあるゴミが目立ちます。
写真CとDですが、同じく「河道掘削工事」の案内板がありました。案内板の説明は断面等の絵を用いた、非常に分かりやすいものでした。
ところで写真Dですが、白丸印に示したものが立っています。
ここで質問です。これは何でしょうか?
案内には、「ICT機械施工」の表示もありましたが、これと関連するのでしょうか?


今月は、@中御橋左岸側上流500m付近〜中央橋(左岸側)〜稲田橋間移動活動,   
    A関川大橋左岸側〜御館川合流部間を移動活動     
    B上越大橋左岸側〜稲田橋〜中央橋手前250m地点移動活動     
    C上越大橋左岸側〜(左岸側)〜大瀬川管理橋間移動活動
                           以上4回の活動でした。


今月は例年に反して、今年の天候と気候故に、河川敷内の様相を良く観察することができました。
特に感じたのは、昨年秋の台風による大雨がもたらした河川敷内のゴミが非常に目立つということです。
昨年は関川クリーン作戦が天候の都合で実施されませんでしたので、今年の春先早くに関川クリーン作戦が実施されれば良いのではと感じました。
また先ほども記しましたが、夏の時期に隆盛を極めるクズの繁茂を抑えるにはいまこの時期に対応を図れば良いのではと思いました。


【関川関係年間行事予定(2019年7月〜2020年6月)週末〜土日のみ】
07月 08月09月 10月 11月 12月 01月 02月 03月 04月 05月 06月 上越まつり「みこしの川下り」(例年7/26前後)

関川・姫川直轄改修50周年記念事業「関川・姫川バスツアー」(9/28・29)

河川敷コスモス満開見頃時期
関川・姫川直轄改修50周年シンポジウム 関川
及び周辺河川内でサケの産卵の為の回遊が見れる。
地域によっては関川河川敷内での「どんど焼き」が見られる。
大雪時関川河川敷内雪捨て場利用が見られる。
河川敷内雪解けとともに春の芽吹きの時期
三交地区(右岸)桜づつみなどの関川堤防の桜が見頃時期 関川及び周辺河 川内で大型の鯉の産卵の為の回遊が見れる。関川の伐採木無償配布時期
関川クリーン作戦(例年6月末の日曜)


【事務所からのコメント】
 
 令和2年1月は、暖冬予想のとおり雪の日がほとんどなく、気温も例年より高く冬とは思えない気候となりました。
 そんな中での計3回の河川愛護モニター活動、ありがとうございます。

 活動報告にもあります、「さいの神(どんど焼き)」を関川の河川敷で実施されたのは、関川沿川の5町内会(栄町、高土町、稲田、東本町、東城町)でした。
 各町内とも、昨年の10月頃から「河川敷地の一時使用届」を提出頂き、カヤ刈りなどの準備を進めてきたようです。ただ、今年に限っては、暖冬の影響で雪が少ないためか「例年の場所では出来ないから変更したい」など、各町内からいろいろと相談がありました。
 写真のとおり、当日は多くの方が参加され、「無病息災」「豊作」など祈られたことと思います。
 「さいの神」を実施して頂くにあたり、気をつけていただきたいのは、「火の後始末」です。今年実施された各町内とも「火の後始末」を確実に実施して頂いております。「さいの神」に関わらず、河川敷をご利用いただいた後の後始末は、届出や許可が必要なものか否かにかかわらず、全ての利用者の皆様にご協力をお願いしています。

高土町町内会の「さいの神」の様子。
大勢の方が参加しています。(1月12日撮影)
今年も上越地域に大きな災害が発生しません
ように!
  終了後は、きれいに「後片付け」
(1月16日撮影) 


 先月に引き続き、関川の工事にご興味頂き、ありがとうございます。
 ご質問頂いた2点について、以下のとおりお答えします。

 1点目の上越大橋左岸側河川敷の「設営物」についてです。
 これは、上越大橋の耐震補強工を検討するために必要な「地質調査」を行うために設置した「ボーリング足場」です。設置は、「新潟県」が行っており、調査は2月中旬までを予定しています。

 2点目の土橋付近で実施してる「河道掘削工事」の工事看板の後ろに設置してある「杭」についてです。

ご指摘のとおり、これは表示板にも記載されている
「ICT機械施工」(簡単に言うと、GPSやドローン
(ラジコンヘリコプター)を駆使して立体的に掘削を
行うための起点として仮設置されたものです。
掘削機械には精密かつ高価な機械が設置されている ことから、作業を行う毎に設置し、作業が終われば撤去しています。報告された日が日曜日であったため、機械は撤去され「杭」だけが残っていました。

 2月に入り、上越市内は少雪となっていますが、寒い 時期はしばらく続きます。
 寒いこの時期の心配事は、油の流出事故です。先日も関川の支川で油流出事故がありました。幸い、流出した量が少量であったため、影響はほとんどありませんでした。季節柄、暖房器具に要する灯油等に携わる機会が多くなります。ホームタンクからポリタンクへ、ポリタンクからストーブタンクへ給油する際には目を離さないなど、油流出事故防止に皆様のご理解とご協力をお願いします。
令和2年2月
高田出張所