関川モニターさん(男性 60代) 上越市在住


令和元年12月報告

【活動報告】
 
 12月は初旬の6日頃に平野部でも初雪を見ましたが、その後は例年に比べて強い寒気はそれほどなく、比較的穏やかな年末となりました。

   
 今月最初のモニター活動は、こま切れですが12月7日(土)am10時半頃から30分程、上越大橋上流左岸側〜下流儀明川管理橋付近までと、pm3時半頃から30分掛けて、春日山橋上流右岸側〜関川水防ヘリポート地点までを活動しました。
この日は、気温8度位で曇り空の上、前日早朝に降った残雪がありとても寒い中での活動でした。
 写真@は、以前より報告しています「上越工業用取水堰」の工事模様です。この写真では、大型土のうで川の流れを一部せき止めて工事を進めている様子が伺えます。
 写真Aは、以前土で閉塞したと報告しました「東城町排水樋管」ですが、土砂は取り除かれ元の状態に戻されたのが確認できました。
 写真Bは、儀明川管理橋上流地点の河川敷等を見たものです。この前まで「クズ」が繁茂していましたが、状況が一変しています。恐らく時期的なものと今回の降雪にて一気に枯れたか萎れたものと見られます。現在は、ススキ等が目立ちます。
 写真Cは、儀明川管理橋より関川合流部付近を見たものですが、今回も水の濁りで川の中は見えず、残念ながら鮭の遡上は確認できませんでした。
 写真Dは、先月報告しました土橋地域の河川敷内の「国土強靭化対策工事/河道掘削工事」の模様を対岸より見たものです。初めて工事中の様子を伺うことができました。 掘削中の箇所とその隣の箇所との高低差がはっきりとわかりましたので、相当な土砂を掘削・搬出していることがわかりました。
 写真EFは、「関川水防ヘリポート」付近の様子です。
 今回は、前日の降雪に伴う景色の激変を確認することができました。


 今月2回目のモニター活動は、12月15日(日)pm1時半頃から約1時間で、謙信公大橋左岸側〜関川大橋経由〜謙信公大橋右岸側を周回しました。
 写真@は、次の写真Aである「塩屋緊急資材庫」の真ん前の高水敷にありました大きな木の根です。恐らく10月の大雨により上流から流れてきたものと推測されます。
 写真Bは、関川大橋の右岸側上流部で発見しました危険防止の注意看板です。白丸印にあるとおり「あぶない ここであそんではいけません」と書かれています。
 写真Cはこの時期の「藤野新田桜づつみ」です。
 写真Dは、看板で「愛犬のフンは持ち帰りましょう」とあります。 実は写真BもDも今までの活動では発見できなかったものです。
 写真Eは、右岸側で見つけた測量用ポールで、所々見られました。 どうやら工事又は測量目的のようです。ここで質問です。このポールの目的は何でしょうか?


 今月3回目のモニター活動は、12月22日(日)pm2時前から約1時間で、関川大橋〜右岸側〜信越本線荒川橋橋梁間を往復しました。
この日は、朝よりずっと曇り空が続き肌寒い気候でしたので、体を温める意味で少し速足で歩きました。
 写真@は10月に報告しました、市民団体「リバーサイド夢物語」によるコンサート会場となったコスモス花畑の現況です。
 写真ABEは、今回活動区間内にある各地域の排水樋管ですが、この区間は10月の大雨による被害は無いようでした。
 写真CDは、先にCの看板があったのですが何の工事看板なのか分からずにそのまま進んだ所、Dの様な河川敷内の雑木が切られている状況となっている事が次第に分かりました。恐らく、河川敷内の雑木の伐採ということだろうと想定されます。 ここでは、ピンクの切れ端のようなものが付けられている切られた雑木を、数多く確認する事ができました。ここで、前回2回目の活動報告の際にポールの目的を聞いた事を思い出しました。そのポールの周辺にもピンクの切れ端のようなものが数多く雑木に付いていた事を思い出し、ようやく前回の疑問が解けました。

 今月は、@上越大橋右岸側上流方面定点活動,
      上越大橋上流左岸側〜下流儀明川管理橋間移動活動
     A謙信公大橋左岸側〜関川大橋経由〜謙信公大橋右岸側を周回活動
     B関川大橋〜右岸側〜信越本線荒川橋橋梁間移動活動
                         以上3カ所の活動報告でした。
 なお、今月の活動においても10月の大雨によるゴミがまだ至るところで確認できましたが、以前指摘しました意図的なゴミ投棄は見受けられませんでした。


【関川関係年間行事予定(2019年7月〜2020年6月)週末〜土日のみ】
07月 08月09月 10月 11月 12月 01月 02月 03月 04月 05月 06月 上越まつり「みこしの川下り」(例年7/26前後)

関川・姫川直轄改修50周年記念事業「関川・姫川バスツアー」(9/28・29)

河川敷コスモス満開見頃時期
関川・姫川直轄改修50周年シンポジウム 関川
及び周辺河川内でサケの産卵の為の回遊が見れる。
地域によっては関川河川敷内での「どんど焼き」が見られる。
大雪時関川河川敷内雪捨て場利用が見られる。
河川敷内雪解けとともに春の芽吹きの時期
三交地区(右岸)桜づつみなどの関川堤防の桜が見頃時期 関川及び周辺河 川内で大型の鯉の産卵の為の回遊が見れる。関川の伐採木無償配布時期
関川クリーン作戦(例年6月末の日曜)


【事務所からのコメント】
 
 12月は冬の寒さから始まり、いよいよ冬本番、と思いきや中旬以降は寒さが強まること無く穏やかな気候となりました。そんな中での河川愛護モニター活動、ありがとうございます。
 
 関川管内で実施中の工事に興味をもっていただき、ありがとうございます。
 先月の報告の際にご回答しましたとおり、「国土強靱化対策工事」は、「平成30年西日本豪雨」を受けて、河川を管理している国及び県により、河川敷内に堆積している土砂及び繁茂している樹木について緊急点検を行い、関川においては、洪水時の流れを阻害する恐れがある「堆積土砂の掘削」、「樹木の伐採」を実施し河の断面を拡大しています。
関川管内では、現在、3件の工事が実施されております。
(以下の写真が、各工事の12月末現在の実施状況となります。)

 2回目の活動の際、藤野新田地先で発見された「測量ポール」は、この箇所で実施する「樹木の伐採」の範囲を示すために設置されたものです。また、3回目の活動で確認された、春日新田地先も河川敷内で伐採されたものです。(伐採木は、今後搬出していく予定です)
 なお、上越工業用水堰で実施されている工事は、新潟県で実施しています。
 ここで一つお願いです。
 ご承知とは思いますが、工事現場への立ち入りは関係者以外禁止となっています。ヘルメット、安全靴など必要な装備のない方が立ち入り、けがなどをした場合、工事をしている施工者さんが責任を問われてしまうことになります。工事現場をご覧になる際は、バリケードなどの外から見学されるようお願いします。

 10月11日〜13日にかけての台風19号の襲来により、関川の河道内には土砂や漂着物が多く堆積しました。
 管理用通路や国が管理する樋管の堤外水路など、河川管理の支障となる堆積土砂の除去は、12月末に完了しました。
 しかし、漂着物(流木等)の回収は、未だ完了していません。引き続き、河川管理の支障となる恐れのあるものから、優先的に撤去を進めていきたいと考えております。

 気象庁の予報では、今冬は「暖冬」という予報が出ています。が、冬本番を迎え、寒さは厳しい時期となります。体調管理にはご留意頂き、安全第一でモニター活動をお願いします。
令和2年1月
高田出張所