姫川モニターさん(女性 20代) 糸魚川市在住


令和元年度10月報告

【活動報告】

活動日:10月13日(日)10月26日(土)


10月活動まとめ

10月は台風が多く発生し、天気の良くない日が続き、姫川は水かさが増え流れも速く濁っている日が多かったように思います。

10月13日は、台風19号の影響で糸魚川市でも市内各所で避難勧告が出ており、姫川の流れもすごい勢いで堤防あたりまで水かさが上がっていました。
姫川の下流は堤防が高いため、今回決壊等はしなかったものの、過去には姫川下流も決壊したこともありますし、隣の長野県などでは千曲川が氾濫し大きな被害も出ているため、自然災害がいつ起きてもおかしくないと改めて実感しました。



10月26日は姫川河口を散策。
台風の影響で以前散策した時と比べると川の流れが大きく変わっており
川幅がかなり広くなっていました。水も白濁していて大きな流木などもたくさん流れ着いていました。


〜10月活動中に見つけた河川の植物〜

ススキ
秋の七草の一つ。
茅(かや)とも呼ばれ茅葺屋根の材料や家畜の餌としても利用されていたとのこと。

ヒメジョオン
春に咲くハルジオンと似たヒメジョオンですが、5〜8月くらいまでが花をつける時期とのことで10月も後半でしたので花びらの枚数がとても少なくなっていました。

セイタカアワダチソウ
秋に多く目にするセイタカアワダチソウですが、
アレロパシーという化学物質を放出し周囲の他の植物の成長を阻害し、在来植物に悪影響を及ぼす植物とのことです。

【事務所からのコメント】
 
 10月の河川愛護モニター活動について、ご報告をいただきありがとうございました。

 10月12日~13日の台風19号の影響で、全国各地で甚大な被害が発生しました。
 新潟県内初となる大雨特別警報が糸魚川市、上越市、妙高市の3市で発表され、24時間雨量が糸魚川市能生で269mm、糸魚川市平岩で223mmと観測史上最大となる雨量を記録しました。
 姫川においては、12日16時40分に風水害の体制を発令し、各種対応にあたりました。
 出水時の河川巡視は、12日の夜間、13日早朝、昼間と計3回実施しました。
 山本水位観測所の水位は、16時40分に水防団待機水位0.59mを超えましたが、その後の水位は横ばいの状況が続きました。(17時40分に最高水位1.12mに達しましたが、はん濫注意水位1.48mは超えませんでした)これは、姫川流域の下流部(糸魚川市内)では上記のように大量の雨が降りましたが、上流部(長野県白馬村など)では24時間雨量が100mm程度と下流に比べ少量であったことが要因として考えられます。
 幸い姫川では大きな被害の発生はありませんでしたが、全国各地で多数の堤防決壊によるはん濫被害が発生するなど、自然の猛威、近年の異常気象、堤防整備等の治水事業の不足など、色々なことを感じました。
 
姫川橋(姫川0.4Kp)
令和元年10月13日早朝
中山橋(姫川7Kp)
令和元年10月13日早朝

令和元年11月
糸魚川出張所