関川モニターさん(男性 50代) 上越市在住


平成31年1月報告

【活動報告】
 〜1月を通して〜
 今月は、正月の初旬に冬らしい天候となりましたが、その後強い冬型にならず積雪も10cm程度で推移していましたが、さすがに下旬になって冬型が強まり降雪の日が続いた結果、根雪と言っても良い位の冬らしい状況となりました。 この為自宅近くの関川付近一帯は雪に覆われる状況となり、なかなか関川河川の状況を見ずらい状況となりましたので、前回報告での予告どおり、今月は雪が比較的少ない直江津地区まで足を伸ばしてみました。
 
 写真上の2枚は、1月4日午後2時半過ぎに直江津地区関川大橋下流左岸側を望んだものです。 この日はちょうど休日であり天気も年末・年始の冬型が緩んで回復したので、早速今月最初のモニター活動に出かけたものです。さすがに直江津地区は雪が少なく、堤防上を散歩している方も 頻繁に見かける事が出来ました。

 今月2回目のモニター活動では、さいの神の行事(どんと焼き)が関川河川敷で行っている町内があるという情報を得て、その状況を撮りに行ってきました。 写真左は、1月13日(日)午前10時頃に中央橋より上流左岸側矢代川へ少し入った堤防上より下流側を望んだものです。(東城町2丁目町内会主催のものです。)
 こちらは高田地区であり、この日はまだ堤防上でやっと歩けましたが他は積雪がありました。 1時間ほど準備作業を見ていましたが、雪があるためとても寒く、この寒い中で「さいの神」の準備を進めるのは大変であるとつくづく感じました。 写真右は、同日午前11時半頃に直江津地区関川大橋より下流側左岸堤防上より下流方面を望んだものです。(直江津地区栄町1・2町内会主催のものです。)
 こちらは、直江津地区ということで、積雪もほぼ無く地面が良く見えている状況でした。 真冬でも町内の多くの人が参加してこの行事を盛り上げているのが堤防上からですが、良くわかりました。(掲載した写真で、燃やしているのが見えるでしょうか。) 今回はこの2か所の「さいの神」を見ましたが、関川が市街地に接している地域では、「さいの神」を行う適当な箇所が見つからないために河川敷が適当なのだなと思います。 ここで質問があります。
@ さいの神を高田河川国道事務所管轄内関川河川敷内で実施する場合に、どのような使用の届出や許可を取る必要があるのでしょうか?
A また河川敷で「さいの神」を実施するに当たっての諸注意があれば教えて下さい。 「さいの神」という風習は日本全国各地にあるようですが、WEBで少し調べますと各地方によってその呼び方が違う事が分かりました。
 ちなみに、「さいの神」と呼ぶ地域は私達の住む新潟県特有の呼び方らしいです。
参考:http://www.kanko-kubiki.jp/season/winter/sainokami/

冬期は、雪が多い高田地区で河川に近づく事は減りますが、比較的雪が少ない直江津地区は河川の状況を知る事が容易であることから、来月の報告においても利用させて頂く予定です。

 また、写真は掲載しませんが、堤防道路上には二か所ベンチも設置されています。

【事務所からのコメント】
 
 1月分のモニター報告、ありがとうございました。  

「さいの神」を河川敷地で行う場合の手続きに関する質問をいただきました。

そもそも河川は、誰でも自由に使うことができます。河川には、釣りや、散策や、カヌーなど、いろいろな目的で利用する人が訪れます。これらは、よほど場所にこだわり譲らないという、大人気ない人でもない限り、お互い譲り合えば、同時にできるものであり、特に問題はありません。手続きも必要ありません。
 しかし、何か工作物を設置したり、大人数で河川敷を利用したりするとなると話は別です。 工作物を設置することによって、他の人はその場所を使うことができず、工作物を建てた人がその場所を独占することになります。また、洪水の時には流されてしまい、橋や堤防に衝突し、被害を与えるかもしれません。そのため工作物を設置するには河川法の許可を取る必要があり、認められるのは、公共性を有するものに限られ、前述のような支障が生じないよう対策を講じる必要があります。
  また、工作物は設置しなくとも、ある程度の人数が集まる行事を行う場合も、他の人はその場所を使うことができなくなることがあり得ます。そのため河川管理者として、あらかじめ使用内容を把握し、使用上及び使用後の注意事項を守っていただく必要があると認められる場合は、「河川敷地の一時使用届出書」の提出をお願いすることになります。 川の中である程度の人数が集まる行事を行いたい場合は、出張所までご相談下さい。

  さて、「さいの神」ですが、ある程度の人数が集まり、火気の使用もあることから「河川敷地の一時使用届出書」をいただいています。また、消防署にも届け出が必要な場合もあるかも知れませんので、お近くの消防署にもお問い合わせ下さい。

  今冬は上越市内で既に積雪が0pとなりましたが、寒さはまだしばらく続きます。 この時期、油の流出事故が心配です。先日も関川の支川で油流出事故がありました。幸い、流出した量が少なかったので影響はほとんどありませんでした。 時期的に暖房器具に要する灯油等に携わる機会が多くなります。関川の自然を守るため、また火災防止のため、ホームタンクからポリタンクに、あるいはポリタンクからストーブのタンクに給油する際には目を離さないなど、皆様のご理解とご協力をお願いします。
平成31年2月
高田出張所