関川モニターさん(男性 50代) 上越市在住


平成30年12月報告

【活動報告】
 〜12月を通して〜
 今月は、前半の週末と月末に強い冬型になりました。ということで初雪が12月9日(日)にありましたがすぐに消え、月末の強い冬まで降雪もなく、いつにも増して暖かい12月となりました。ですので、月末を除き関川河川一帯はモニター活動にはほぼ問題のない状況でした。

 写真左は、12月2日(日)午後4時半頃の稲田橋右岸側で上流方面を望んだものです。
 写真中・右は、12月16日(日)午後5時前の北城町付近左岸堤防の様子です。
 今月は、先月の報告で予告しましたとおり、稲田橋から上流側を主に左岸側に関しモニター活動してみました。
 河川モニターとして活動を開始して今月で半年になるのですが、この間に感じた印象は、関川のひと昔前と比べとてもゴミが少なくなったということです。
 更に、堤防の民有地側(堤内地側)の法面(裏法)においては、草や雑木類のないとてもきれいに管理された状態の箇所がとても多く、特に今月観察パトロールしました左岸側の稲田橋〜中央橋に掛けて(北城町付近)は非常に良く管理されている印象を強く受けました。
 この間には、水文観測施設や堤防への手すり付き階段(3基)他に手すりの無い階段もありました。

 
 「水文観測施設」や「水辺の楽校プロジェクト」には説明看板も設置されています。(上の写真右側、下の写真)



 また、写真は掲載しませんが、堤防道路上には二か所ベンチも設置されています。
 このように多くの施設が見られる箇所は、関川河川随一と思われます。とにかく、河川堤防の表法も含め堤防の管理の行き届いたきれいさには感心しました。おそらく、高田河川国道事務所と近隣住民による堤防管理がとてもうまく行っている場所として紹介できるものと感じます。
 ここで質問です。
 この地域での河川堤防の雑草管理や階段施設の充実さは、ここの地域住民との関わり合いによるものなのでしょうか?

 来月は高田方面はおそらく降雪により堤防及び河川敷等のモニター活動が難しくなるでしょうから、積雪の少ない直江津方面を主にモニター活動していきたいと思います。

【事務所からのコメント】
 
 12月のモニター報告をありがとうございました。

 ゴミの不法投棄は河川に限らず、道路や山林など、また県や市町村でも頭の痛いところです。
 関川・保倉川において河川パトロールで発見されたゴミは、平成27年度は201件、平成28年度には138件、昨年度は104件と減少傾向にありますが、後を絶たないのが実情です。(平成29年度の関川・姫川ゴミマップについては、高田かわこくのホームページから閲覧できます。http://www.hrr.mlit.go.jp/takada/river/gomimap/index.html)
 今後もパトロールと啓発に努め、不法投棄を減らすよう努力するとともに、発見された際にはご一報頂きたいと思います。
 不法投棄対策の一つの手段としては、堤防の除草があります。堤防を除草することで、ゴミが雑草の中に隠れてしまうことを防ぐことができます。また、雑草が伸びた状態では、キツネ等の小動物が巣穴を作るようになりますし、堤防が損傷していても見つけにくくなります。さらに、堤防を保護するために植えた芝生にも日光が届かず、生育が不十分になります。堤防の除草は、このようなことを防ぐために行うもので、関川・保倉川では年間4回実施しています。
 堤防に設置してある階段は、河川を利用する方が堤防の斜面を容易に上り下りできるようにするためのものですが、堤防川側の階段に手すりを付けると、出水時に上流から流れてきた流木やゴミが手すりにひっかかり、堤防を傷めたり、川の水をかさ上げしてしまう危険性が大きくなることから、堤防川側の階段には手すりを設置していません。
 また、このような階段やベンチについては、今回報告のありました区間だけということではなく、地域の皆様からどのように利用されているかを考慮の上、設置しています。天候がおだやかになりましたら、高田かわこく管内の他の箇所もご覧になってください。

 最後に、これからしばらくの期間は積雪によりモニター活動が困難な場合もあろうかと思います。くれぐれも安全第一でモニター活動をお願い致します。
平成31年1月
高田出張所