姫川モニターさん(男性 70代) 糸魚川市在住


平成30年12月報告

【活動報告】

○12月上旬〜中旬
 12月としては比較的穏やかな天候で姫川の水量も普通の状況である。これまで何気なく見ていたので、姫川の水量は季節や日によって、かなり変動があるものと思っていたが、春、夏、秋を通じて平均的にどれくらい流れているのか感じはだいたい掴めてきた。冬の状況もこれまであまり意識してみたことがなかったので、どんなものかなどの興味がある。

 河川の立木伐採については、大いに期待していることでもあるので、12月3日から虫川の合流点付近の工事が始まっているかなどについて、通って見ているがよくわからない。なにかの影響で作業に入っていないのだろうか、などと勝手に思っている。

○12月26日
 これまで姫川の河川敷で異形ブロックが製作されているのを見かけたが、単に製作ヤードとしての場所提供だと思っていた。それはそれで公共事業の促進につながることだから、いいことではあるが、新幹線橋梁付近で製作しているものは、西中護岸工事のものだとお聞きし、姫川の防災、安全強化につながるものと喜んでいる。

【事務所からのコメント】

 12月
の河川愛護モニター活動について、ご報告をいただき有り難うございました。
 ご報告のように12月は比較的穏やかな天候でしたが、年末になって強い冬型の気圧配置となり、その影響で県内は暴風雪となりました。

 姫川左岸虫川合流点下流側で行っていた樹木伐採は、天候にも恵まれ、降雪を向かえる迄に無事完了することが出来ました。下の写真は樹木伐採作業着手前と完了時の写真になります。着手前には殆ど見えなかった川筋が、広く認識できるようになりました。

【写真-1】 着手前(撮影日:11月14日) 【写真-2】完了(撮影:12月21日)

 【写真-3】姫川の堤防・護岸模式図
北陸新幹線橋梁下流側の姫川右岸高水敷では、糸魚川市西中地先で施工している護岸工事の根固工(写真-3参照:護岸基礎の前面に設置して河床洗掘等による影響を防ぐ施設)に使用する異形ブロックを製作しています。
 
【写真-4】連結した異形ブロック
根固工は設置すると河床の土砂で埋め戻され見えなくなってしまいますが、1個の重量がおおよそ8tの異形ブロックをひとつひとつ連結(写真-4参照)して姫川の激しい洪水流に耐えうるよう対策を行って設置しております。

 本年の河川愛護モニター活動につきましては、色々とお忙しい中、ご活動をいただき大変有り難うございました。
平成30年12月
糸魚川出張所