関川モニターさん(男性 70代) 上越市在住


平成30年9月報告

【活動報告】
 ○行動日:9月20日(木)午後2時から午後4時
 ○箇 所:上越大橋から関川大橋の右・左岸
 ○手 段:自転車で堤防から巡回
 
 工業用水堰を過ぎ、上越大橋下流から関川はゆったりとした、下流域の流れに変わってきます。
 今月は上越大橋左岸からスタートしました。スタート直後からしばらくの間、堤防と本流までの距離があり、流れは確認できませんでした。途中、儀明川・大瀬川・正善寺川の合流点は確認出来ました。
 貴事務所(訪問は冬期間に計画しています)脇を通り、謙信公大橋まで、途中、草刈りは計画的に行われて良好でした。
 6qポスト付近左岸の河川敷内の立木を撤去計画中と存じますが、写真を添付します。
 左岸から  右岸から

また、部分的に草刈りが行われている個所が何か所かありました。
これは、観測機器等が設置されている場所でしょうか?
 春日山橋を通過したあたりから、河川敷の草の背丈が低くなり、堤防の外側には耕作地が広がり、大河の様相に替わりました。謙信公大橋の手前に塩屋緊急資材倉庫があり、適度な間隔に緊急対応設備を配置していることを知りました。

 今日の目的は、河口までと思いスタートしましたが、雲行きが変わって来たので、国道8号関川大橋右岸に渡りました。

 ここで気になったのは、『水辺と花のハーモニー』コスモス畑です。
 コスモスの種をまき、入院中の友達にコスモスの花を見せてやりたいとの思いでスタートしたのが、始まりです。
 時期的には今が盛りとなることでしょうが花は少しでした。
リバーサイド夢物語が市民活動をとして浸透・定着して、以前の賑やかさを復活して欲しいですね。






次に「藤野新田桜つつみ」が目に入ってきました。
来春の花見を今から楽しみにしています。
植栽は、堤防の外側に木を植えてあるので、根が堤防を破壊する心配が無い、配慮に感心しました。
規模が小さい桜並木他に2か所ありましたね。


 春日山橋をこえると左岸からも見えた河川復旧工事現場で、作業が行われていました。
護岸保護に使用する大きなブロックを現地で作っているのを知りました。
 この付近で、河川パトロール車や工事車両ともすれ違いましたが、自転車・歩行者に対するいたわり運転に徹底した安全運転に感心しました。

水防ヘリポートの表示板がありました。
表示板設置前は、農薬散布のヘリポートと思っていましたが、今回、水防ヘリポートと知りました。







巡回中に咲いていた野草
 アカツメクサ  ハナニガナ
   
 アザミ  

□まとめ
 高田から河口までの関川堤防を十数年前自転車で、一回通ったことがあります。今回、通ってみて歩行者・自転車に最適な場所と実感しました。それは、安心して通れることです。
 当日は、曇天でしたが、何組かの自転車・ウォーキング・ジョギングの人とすれ違いました。お互いに会釈する『ふれあいの場』だと、改めて感じました。
 また、交通量の多い道路との交差点部にはアンダーが設置されているので、安心できるのは、大きなアピールポイントと思います。
 更に、多くの市民が利用するために、防災設備個所を利用して簡易な休憩設備(日陰・ベンチ・簡易トイレ)を設置すれば、市民の憩いの場、子供の遠足・トレーニングに最適な場所になると感じました。
 川になじむ機会を提供する関川堤防通りを充実させてはいかがでしょうか。


【事務所からのコメント】
 9月分のモニター報告、ありがとうございました。
 9月末から10月上旬にかけ、台風24号、25号が毎週の様にやってきました。当出張所管内では被害も出ず、ほっとしているところです。

 河川敷の樹木については計画的に伐採しているところです。今回写真撮影された箇所は、平成26年度に実施しており状況を見ながら定期的に伐採することとしております。
 河川敷を部分的に除草しているところは防火帯といい、野火が発生した際に延焼を食い止めるため、概ね200m毎に除草を行っています。また、不法投棄の温床となりやすい橋梁の下についても除草を行っています。
 緊急資材倉庫には、洪水が発生した際に使用する土嚢袋や木杭、ハンマーや鉈等の資機材を備蓄しており、関川には、塩屋の他にも前回ご紹介した下箱井や、稲田、春日新田、また保倉川にも港町と春日新田に設けられています。
 関川大橋右岸のコスモス畑では、平成25年から河川管理団体と近隣の春日新田小学校の児童によるコスモスコンサートが開催されています。今年度からは有田小学校の児童も参加して、11月5日に開催され、報道によれば約600名の参加があったとのことです。
 藤野新田の桜については、上越市が管理しており、そのほかにも上越市が管理している桜は、高土町と新光町にあります。この桜は、春になると美しい花を咲かせて皆さんの目を楽しませるだけでなく、洪水により堤防が壊れそうな時には「木流し工法」という水防工法に用いられ、皆さんの安全、安心を守る役割も担っています。そんな隠れた役割を感じながら花見をして頂くと、桜に対する思いもより一層深くなるのではないでしょうか。
 出張所の対岸で作られている大きなブロックは昨年度の台風21号で発生した春日山橋左岸上流部の災害復旧工事に使用するもので、工期は10月末から来年3月までの予定です。工事期間中は河川利用者の皆様へご不便をおかけすることがあるかと思いますが、ご理解、ご協力をお願いします。
 関川水防ヘリポートは、災害時にヘリコプターを使用した活動等の拠点となるもので、災害時の復旧活動に必要な人員、資機材や救援物資等の積み下ろしを行います。
 さて、堤防上は、河川パトロール車、河川工事車両等が通行し、交通量の多い関川大橋、謙信公大橋、上越大橋、高田大橋では立体交差にして、河川パトロール車両等の通行機能を確保しています。また、堤防上を通行する際には安全運転に努めておりますが、散策やサイクリング等、ご利用にあたりましては、利用者の皆様におかれましても安全に十分ご注意ください。
 夏の間、稲田、塩屋、春日新田の緊急資材倉庫脇に設置している水防団活動用仮設トイレにつきましては、河川利用者の皆様の利便性向上のため、通常時は河川利用者の方に自由にご利用できるようにしております。
 安全にはくれぐれも留意され、引き続きモニター活動をよろしくお願い致します。
 
 引き続き、安全に留意され、モニター活動をお願いします。
平成30年10月
高田出張所