姫川モニターさん(男性 70代) 糸魚川市在住


平成30年8月報告

【活動報告】
 8月7日  関川・姫川直轄改修50周年のポスターをいただいたので、地区公民館と地区の写真家にお渡しする。
8月11日  昨夕から今朝にかけて30日ぶりの雨。日照り続きの影響か、近くの田で畦畔の崩れがあった。姫川はさぞと行ってみれば、水の濁りはあるものの水量はさほど増えていなかった。
川歩きの人2名、堤を散歩・サイクリングをする人4名に出会う。
 8月16日  10,11,13,15,16日と中旬に入り雨。16日は午前中から雨風。お昼近くはまだ水量はさほど増えず、濁りも少ない。17時頃、水量も増し、濁流となり、流れも2系統から4系統に。(翠橋付近、以下同様)
こうした天候で、お盆中でも川に人も見かけない。
 8月18日  お昼頃には、流れも1系統プラス細い流れ2筋と、夏の水量の少ない状態に戻り、水も澄んできた。
樋管のすぐ上流でキャンプテントと車1台。その近くの堤に車2台、散歩2名、川歩き1名。
 8月21日  夕方、買い物の帰り、すぐ近くの堤でテントを張り、調理しているのを見かける。
 8月25〜29日  秋雨前線により、降ったりやんだりの天候だが、水量はさほど増えていない。
 8月31日
   〜9月1日
 月末の雨で9月1日(防災の日)には、2ヶ月間で最も水量が多くなった。
特に中央部の流れが速く、強い濁流となっている。
姫川の流量に関して、何らかの量的ランク、言い方のようなものはありますか。
 

【事務所からのコメント】

 8月の河川愛護モニター活動について、ご報告をいただき有り難うございました。
 
 関川・姫川直轄改修50周年記念事業に関するリーフレットについて、地区への案内・周知をしていただき大変有り難うございました。当事務所が管理する関川及び姫川は、1996年(昭和44年)に一級河川に指定され、国による直轄改修事業に着手しました。ちょうど来年で節目の50年となり、これまでをふりかえり、川とともにある暮らしの豊かさ、河川整備の意義、時に起こる水害の怖さなどを再確認してもらう取り組みとして、「関川・姫川直轄改修50周年記念事業」を実施することとしております。また。取り組みの一環として「関川・姫川のある風景」をテーマに、自然や風景、生きもの、くらし、イベントなど、関川・姫川流域の「川を題材とした」写真を募集していますので、ふるってご応募をお願い致します。

○「関川・姫川直轄改修50周年記念事業」特設サイト
http://www.hrr.mlit.go.jp/takada/50nenjigyou/index.html

 県内は、7月9日の梅雨明け以降、晴天が続き、1ヶ月近く雨の降らない記録的な猛暑となりました。この影響により姫川の水量は例年に比べて少なく、河川環境の悪化や取水支障が生じないかと心配しておりましたが、8月中旬以降は南下した前線の影響でまとまった降水があり、姫川の水量もほぼ回復し、安堵しているところでございます。
 姫川の水量に関しては、国土交通省と気象庁が共同して、姫川の増水や氾濫などに対する水防活動の判断や住民の避難行動の参考となるように、水位または流量を示した洪水の予報(「指定河川洪水予報」)を市町村や報道機関を通じて地域住民の方に発表しています。
 姫川の洪水予報発令基準である姫川山本地点の河川水位等は「表-1」、洪水危険度レベルの考え方は「図-1」のとおりとなっています。

 表-1洪水予報発令基準となる姫川山本地点の水位




図-1洪水の危険レベル
平成30年9月
糸魚川出張所