姫川モニターさん(男性 70代) 糸魚川市在住


平成30年7月報告

【活動報告】
  
 ○7月中旬
 ・晴天が続き、水量も少なく暑さもあってか、川歩きや釣りをする人はほとんど いない。
 
 ○7月17日 水生生物調査(大野小学校4年生)に同行
 ・この行事は以前から知っていたが、学校近くの姫川に行き、遊びを通じて河川 に親しむものと思っていた。しかし、マイクロバスで上流に移動し、川に関する 学習(流速、透視度、水質テスト、水生生物調査)など、多くのスタッフの協力 の下、班分けして効率よく、安全に配慮しながら行われていた。
・水量は少ないものの水はきれいと思っていたが、透視度が思っていたよりも悪か った。
・自分が子供の頃は、プールもなく、夏休みには姫川で泳いだり、川遊びをしてい たものだが、隔世の感がある。
 
 ○7月29日
 ・台風は逸れたが、南風でフェーン現象。強い熱風を受け、姫川の上を黄土色し  た砂塵が上流から下流へ吹き荒れていた。

【事務所からのコメント】

 7月の愛護モニター活動報告、ありがとうございました。
 今月から一年間活動をお願いすることとなりますが、宜しくお願い致します。
 
 7月に入り、上旬は梅雨前線や台風7号の影響で西日本から東日本を中心に局地的に猛烈な雨が降りました。特に西日本の広い範囲で川の氾濫や土砂災害、多くの犠牲者を出す甚大な被害となりました。お亡くなりになられた方々のご冥福をお祈りするとともに、被害に遭われた方々に対し、心よりお見舞い申し上げます。
 一方、上越地域では、7月10日以降まとまった降雨に恵まれず、渇水の影響が懸念されます。深刻な被害が発生しないよう祈るばかりです。

 7月17日(火)に糸魚川市立大野小学校4年生児童14名の協力を得て、姫川において実施した簡易水質調査の様子に同行していただき、誠に有り難うございました。
 簡易水質調査では、川の流速や河川水の透視度、パックテストによる、pH・CODを調べたほか、生息する水生生物の種類と、その生物の好む水質から水のきれいさを判定しました。あいにく、7月上旬の降雨の影響から河川水が濁っていましたが、採取された水生生物はカワゲラやヒラタカゲロウなどのきれいな水にすむ生物が多く、清流な姫川であることを子ども達に実感してもらうことができました。
 また、この調査にあわせて、子ども達に写真パネルを用いて水難事故に遭わないための注意点や洪水から町を守るための川の管理などについて講座を行いました。川に親しみ、自然環境への関心を高めていただくキッカケになればと思っています。

 引き続き河川愛護モニターの活動を宜しくお願い致します。

平成30年8月10日
糸魚川出張所