関川モニターさん(男性 60代) 上越市在住


令和元年5月報告

【活動報告】
 〜5月を通して〜
今月は天気の良い日は春というよりもはや夏の暑さを感じる日々が多くありました。
ですが自分的には通勤経路途中の田植え風景が見られるなど、とても良い季節に入りました。 今月は河川敷内及び周辺の動物・鳥類に注目してみました。

写真上左は、5月2日(木)午後3時頃に稲田橋右岸より上流側を望んだものです。
河川敷内の堤防法面一帯はすっかり緑に覆われていました。この日が天気が良く、写真上中央のような草花が一面に生え、また黄色い花などが至る所で確認できました。
また写真上右の中央白丸には、河川敷内外を飛び交うツバメの姿をこれも数多く見れました。 今回の活動範囲は、稲田橋より右岸側にて上流方面に中央橋を超えて、櫛池川が関川に注ぎ込む地点付近まで行って見ましたが、今回もゴミはほとんど見られませんでした。


5月の二回目のモニター活動は7月上旬並みまで気温が上がった19日(日)に、夕方午後5時台の1時間程でしたが直江津方面の労災病院のある右岸側にて河口近くまで足を運びました。 写真上左は、河川敷内でキジが何かエサを探しているような仕草をしているのを見つけて撮ったものです。
しかし残念なことにこの周辺を見回してみると、写真上中央および右のとおりゴミが結構目立つ事が確認できました。今回活動範囲の内、信越線鉄道橋までの労災病院側で堤防の表法・裏法の草刈りがきれいに実施されていましたので、余計にゴミが目に付きました。
写真下左は「東雲町緊急資材倉庫」と表示がありますが同堤防上に設置されていました。
同じく写真下中央は、関川に架かる橋の内に最も河口に近い荒川橋左岸側の下流位置付近にある 「直江津水位観測所」と表記があります。
同施設名から何かは分かりますが、扉が閉じられていますので施設の中は見る事は出来ません。
ですが、写真下右のように、この施設には外階段のようなものが付属しており、これを昇ると同施設の屋上の箇所となります。同写真はそこから、関川の対岸方面を撮ったものです。
施設の上に昇れる階段付き構造物は、モニター活動を通じて初めての経験です。


写真上左と中央は、5/26(日)に伐採木の無償提供が、上越市三交地先(関川左岸 塩屋資材倉庫前)において実施された模様です。このような伐採木の無償提供をモニター活動の一環で見学したのは去年の秋に続き2回目です。今回も前回同様盛況で、その模様を地元新聞社の取材もありました。なお、伐採木の使用目的は薪としての利用の他に柵に使用する方もおられるようです。 写真上右は、関川大橋左岸側より上流側である先ほどの上越市三交地先方面を望んだものです。 この日はとても天気が良く暑い日となり、撮影時の午前9:00頃に既に29度程に達するほどで、モニター活動も少々暑さで大変な時期になりつつある感じたほどでした。
なお今回のモニター活動では堤防法面の野花がきれいに咲き景観は最高でした。
またゴミも見当たりませんでした。


【事務所からのコメント】
 
 5月期の河川愛護モニターの報告ありがとうございます。
 5月は、春を飛び越し夏を感じる暑い日が多くあったように感じます。

 ご報告頂きました関川河川敷内の動物、鳥類について、河川パトロールにおいても堤防上を走る「キジ」、魚を狙う「カワウ」、岸辺でお散歩「カルガモ親子」などたくさん確認されています。
 これからも数多くの動物、鳥類が見られると思いますので観察してみては如何でしょうか?
堤防上を走る「キジ」 魚を狙う「カワウ」 岸辺で一休み「カルガモ」

 ご意見いただきました、河川敷内のゴミの散見については、河川管理者としても大変残念なことと認識しています。
クリーン作戦の状況(H30年度
こればかりは、捨てる人 のモラルに関することなので是非やめて頂きたいと思っています。
また、毎年、河川における美化活動として「関川クリーン作戦」を実施しています。
目的は、地域住民に対して河川へのごみの不法投棄防止 と意識の高揚、良好な水環境の保全・創出並びに河川愛護 思想の普及・啓発を図るというものです。
今年は、6月30日に河口から伊勢橋までの間で、市や県、関係機関など計14団体が参加し、関川の清掃活動を行います。

 伐採木の無償提供は、利用者から好評を受けています。今回の提供木は、この冬から春にかけて伐採した河川内樹木で、軽トラックにして約100台程度の量がありました。提供時間は、9時から12時を予定してましたが、11時半頃にはすべて無くなりました。
 河川敷内に繁茂した樹木は、洪水時において流れの阻害になる恐れがあります。貴重な生態系に配慮しつつ、引き続き、洪水時の危険性を軽減が図れるよう河道内の樹木伐採を行っていきます。
 さて、平成30年度の河川愛護モニター活動も残りわずかとなりました。
 最後まで愛護モニターの活動をよろしくお願い致します。
       
提供開始前から多くの皆様に
集まって頂きました
「どの木がいいかな?」
よりよい木を選んで積み込み中

令和元年6月
高田出張所