関川モニターさん(男性 60代) 上越市在住


平成29年10月報告

【活動報告】
 最近は夜明けが遅くなり、早朝のジョギングは止め夕方4時過ぎに変更したところ、晴れた日には多くの人がウォーキングで川辺の散歩を楽しんでいます。中旬頃まではコスモスも一部ですがきれいに咲いていました。
 10月11日撮影

 ところが、21号台風でコスモスは終了、関川大橋の下の遊歩道も7月に続き泥をかぶってしまい再び通行止めとなってしまいました。
 早期の復旧をお願いいたします。今回の台風は橋の門前側に大量のゴミが流されてきており、特に発泡スチロールが目立ちます。
川の水に流されたコスモス

流されてきたゴミ

泥をかぶった遊歩道

 10月も終わりで妙高山も雪化粧を始めました。
 みなさんが楽しく散歩できるように、微力ながらゴミ拾いをしながら体力UPに努めます。


【事務所からのコメント】
 10月期の河川愛護モニターの報告ありがとうございます。  

 10月は、日本全域に大雨や土砂災害をもたらした台風21号と台風22号が、連続して新潟県にも接近しました。  
 特に、10月22日(日)から23日(月)にかけて接近した台風21号は、本州に上陸した 影響で、関川流域では広い範囲で大雨となりました。  

 高田河川国道事務所が管理する関川・保倉川においては、避難判断水位を超過する出水となり防災体制を発令し対応にあたりました。  
 特に保倉川の佐内水位観測所では、住民避難の目安となる避難判断水位を11時間も超過する危険な状態が続き、また、遊水池外水位の水位が氾濫危険水位を超過したため、上越市からは沿川住民に避難指示が発令されました。  
 関川の高田水位観測所では、甚大な被害があった平成7年の7.11水害以降最高となる水位の5.75mを観測しています。  
 今回の出水では、上越市内の浸水被害を軽減させるため、北城町1丁目にある水戸の川排水機場(平成14年完成)が約9時間稼働し、64,500m3もの水を関川に排水しました。これは小学校の25mプール235杯分、東京ドーム1.4杯分の水になります。  
 さらには、上越市内の各所で内水による浸水が確認(現在、調査中)されましたが、高田河川国道事務所や上越市消防団などとの連携による排水活動で、浸水被害を軽減させています。  

 関川高水敷の通路も、各地でかなりの土砂堆積が生じています。  
 現在、土砂堆積の著しい箇所から逐次対応を進めているところです。関川大橋周辺については、少々お待ち頂くことになるかもしれません。  
 御迷惑をおかけしますが、御理解をよろしくお願い致します。
 
 関川・保倉川の国土交通省管理区間にはあまり大きな影響を与えなかった台風22号ですが、太平洋側に抜けた後に「爆弾低気圧」となり、風浪が強くなりました。  天候の急変にはくれぐれも留意され、引き続き安全に愛護モニターの活動を行って頂けます様、お願い致します。
平成29年11月
高田出張所