関川モニターさん(男性 80代) 妙高市在住


平成29年8月報告

【活動内容】
○管理区域最上流周辺の見回り(8月5日13時頃)
 別所川合流地点から高田大橋までの見回りを行った。河川内の雑木が繁茂して、水路も蛇行していた。今の時期は、水量も少なく危険と思われる個所は見当たらない。合流地点より、下流はさすがと思われるほど、整備されていた。清流にはアユが泳ぎ、水鳥が戯れているのが見えた。残念に思ったことは、夏休み真っ盛りと言うのに、子供も見当たらず、釣り人もいなかった。昔、川遊びで親からきつく言われたことは、「黒姫に雲がかかったら引き上げろ」であった。清流を見ながら、昭和30年代を思い出していた。思い出の一つに「上越地域に分析センターを設立」がある。紆余曲折の一年後、旧直江津高校の隣に、プレハブ小屋であるが、スタートすることができた。これが現在の、下門前にある、上越環境科学センター(財)である。

【事務所からのコメント】
 8月期の河川愛護モニターの報告ありがとうございます。
 暑い中の活動、お疲れ様でした。
 
 8月は台風5号による長時間の降雨や、前線通過に伴う局地的な豪雨がありましたが、関川及び保倉川では、出水による被害はありませんでした。

 河川の水質は、PH(水素イオン濃度の指数)、BOD(生物化学的酸素要求量)、SS(浮遊物質量)等に代表される理化学的方法により測定した値をもって評価します。
 関川の水質についても、現状では「生活環境の保全に関する環境基準」(昭和46年12月28日環境庁告示第59号)に定められたBODを達成しており、定期的に水質調査を行い、関係機関と連携し、水質保全に努めています。
 また理化学的な方法に対し、川に生息するサワガニ、カワニナ、タニシ等の肉眼で見ることのできる大きさの生物を調べることによって、簡易に水質の状態を知ろうとする「水生生物による水質の簡易調査」も、昭和59年度より環境省と歩調を合わせて実施しています。
 平成29年度も稲田小学校の生徒さんと水生生物調査を行う予定でしたが、残念ながら7月上旬の大雨により、中止となってしまいました。

 個人的に観天望気に興味を持ったので、少しネットで調べてみました。
 糸魚川市内の筒石や能生、柏崎市内のものは見つかりましたが、上越市内に関するものは見つけることが出来ませんでした。

 9月に入り、急に涼しくなってきました。
 天気予報に観天望気も加え、天候の急変にも留意され、引き続き安全に愛護モニターの活動を行って頂けます様、お願い致します。
平成29年9月
高田出張所