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掲載日:平成28年10月12日 |
河川への油流出を想定した対処を実地で訓練しました。 |
関川・姫川水濁協※(高田河川国道事務所など関係行政機関で構成)は,
去る10月6日に,
水質事故発生時の被害拡大を防止する措置を実地で訓練しました。
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冬は,灯油等の取扱いミスから油流出事故が多発します。
そのため,冬期を控えて,10月6日に関川・姫川水濁協の幹事会を開催し,
県や市町村及び消防などとの間の情報連絡手順を確認するとともに,
同日,51名が参加して,支川の本川への合流部などの流出経路の種類ごと
オイルフェンス設置等の被害拡大を防止するための措置を実地で訓練しました。
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【水面及び路面に流出した油処理等についての講習】 |
【オイルフェンス設置等の実地訓練】 |
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「水濁協による水質事故対応実地訓練」レポート【H28.10.6】 |
【訓練の実施概要】 |
(1) 日 時: |
平成28年10月6日(木)13:30~15:30 |
(2) 場 所:
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【講習】 国土交通省 塩屋緊急資材倉庫(上越市塩屋地先)
【実技訓練】 金子川町排水樋管堤外・堤内水路及び関川堤防堤脚水路 |
(3) 内 容: |
① 講師(NPO法人 自然エネルギー・環境協会)による 「水面及び路面に流出した油処理について等」の講習
②-1 支川の本川への合流箇所を想定したオイルフェンス設置(河川管理者等による)
②-2 支川等の川幅の狭い流路を想定した油吸着フェンス設置及び土のう積み(消防機関による)
②-3 道路側溝を想定した土のう積み(市町村等による) |
(4) 参加者: |
高田河川事務所をはじめ別紙の関川・姫川水濁協構成機関の51名 |
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【講習】 中和剤・処理剤の取扱い方法 |
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【講習】 吸着マットの使用方法 |
・右が水に中和剤を入れた瓶。油が細流化し拡散しやすくなることで、周辺への流出など二次被害を招く可能性がある。 |
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・繊維系の吸着マットは液だれがしやすく、速やかな回収が必要。炭素系マットは吸収力が高く液だれが少なく効果的である。 |
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【講習】 液体吸着剤の取扱いについての注意 |
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【実技】 オイルフェンスの設置訓練 |
・路面流出の場合には吸着剤を使用すると効果的。但し、ガソリンの場合、吸着剤を使用しても引火するため注意が必要。 |
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・流れに対して、斜め45°を基本に設置すること。河岸に油が集まり回収しやすくなる。背後には炭素系吸着フェンスを設置すること。 |
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【実技】 炭素系フェンスの設置訓練 |
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【実技】 土のう積み訓練 |
・本来は、二重、三重に設置する。 |
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・L字パイプで水抜きを作ること。 |
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※ 関川・姫川水濁協 とは
「関川・姫川水系水質汚濁対策連絡協議会」
両水系の河川水質汚濁に関する各機関相互の連絡調整を図ることを目的に,平成3年度に設立された。水質事故(油や有害な薬品等の化学物質の流出,魚のへい死など)発生時には,関係行政機関が水濁協ルートで情報を伝達し,被害拡大措置につき連携を図っている。
○は,今回実地訓練参加機関 |
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