高田河川国道事務所

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あんぜんニュース高田

 
 
発注者と受注者の意見交換会を開催
 高田河川国道工事安全対策協議会では、上越地区、糸魚川地区協議会に分かれて、発注者と受注者(現場代理人等)の意見交換会を行いました。(参加者 上越地区53名、糸魚川地区30名)
 各現場から事前に出された意見、要望、質問などに対し、発注担当課が回答、意見交換を行いました。
 また、各地区協議会は、意見交換会に併せ、11月期の安全パトロールを実施しました。
上越地区協議会(上越除雪ステーション) 糸魚川地区協議会(ビーチホールまがたま)


■ 受注者の意見
 
〜設計・発注に関すること〜
【共通仕様書】

過去の通達文書など有効なものは、共通仕様書に取り込むべき。
書類の簡素化に伴い、共通仕様書も内容修正するべき。
【設計】

当初発注図が最新でなく照査確認に時間がかかった、発注図は最新版で。
付帯部分の設計については、施工現場の状況により変更要素があり照査時間を低減のため、出来る限り精度の高い設計図面を。
【工期】






設計照査等に係る期間を降雪期にできれば、工事は無雪期間に最大限利用でき理想的。又、施工が降雪期に掛る場合の工期の余裕を考慮すると助かる。
受注後1ヵ月以内に施工計画書を作成、提出、4月12日に安全ヒヤ。その後、発注者やコンサルタントの人事異動等で、工事連携会議が5月下旬に開催、実着手に約1ヵ月半の遅れが生じた。引継ぎ等は致し方ないが、協力業者との打合せ段取りや、土地がら豪雪地域であるため、早期の着手が出来るよう調整をお願いしたい。
事務所と関係機関との打ち合わせに時間がかかり、回答が遅れ工程に支障が出ているので、早めの打ち合わせをお願いしたい。
【設計照査】
設計照査等でコンサルタントとの絡みがある内容はホットラインを引けると返答の早期化が図られるのではないか。
【積算】
工事用道路等の仮設工事における敷き砂利、敷鉄板並びに基礎工事等における鉄板(率)の明確化をお願いしたい。
 
〜工事監督に関すること〜
【打合せ協議】
一部協議内容で、回答までに1ヵ月以上のものもあり、時間がかかっている。早めの回答をお願いしたい。
【ASP】





打ち合わせ簿を最初紙で提出、了解後ASPにて提出している。直接ASPではダメなのか。
工事打合簿は紙で提出、情報共有システム入力となっている。難しいがどちらかにお願いしたい。
紙での書類提出確認後によるASP活用となっている事から、電子納品時でのASPとしてPDF化で良いのではないか。
ASPでのやり取りに時間がかかってしまう時があります。出来る限り早い段階で提出できるような努力をするが、承認も早めになればありがたい。
【電子納品】
・電子納品による完成検査時をスムーズに行えるようなシステム、機器の基準(パソコンの台数等)の改善、現状では電子納品内の打ち合わせ簿等を画面に出すまでに時間がかかり、写真とその他対比等について時間もかかる
 
〜発注者・監督職員に継続して欲しいこと〜














週間工程会議は、進捗や現場問題点等を伝えることができ、良い場であると思う。
工務第二課と出張所の連携が良くできていると感じます。受注者として協議や相談がしやすい雰囲気があるので引き続きお願いする。
工事連携会議の他に工事の問題点等を工務第二課、近接工事を交えた打合せにより、問題点把握、対応の把握がしやすく結論がスムーズである。
工事工程の都合で急な立合いをお願いすることがあり都合をつけてもらっている。今後もお願いしたい。
サイボウズでの立ち合い願い、打ち合わせ時間の確認が解りやすいので、継続してほしい。
引き続きワンデーレスポンスによる速やかな回答(方向性)をお願いしたい。
協議事項について、ワンデーレスポンスを実施して頂き工事進捗において大変助かった。
ワンデーレスポンス対応で大変良い。続けて頂ければと思う。
気象情報(台風や大雨等)の情報提供を今後も継続してほしい。
昨年、登坂箇所の信号機の点滅を降雪時、早い段階で対応して頂き登坂不能車を1台も出さずにシーズンを終えた。今年も昨年同様早い段階での警察への点滅要請をお願いしたい。
昨年、湯沢の二居除雪ステーションの研修で豪雪地帯の除雪方法や工夫、苦労等色々勉強になった。今シーズンもお願いしたい。
 
〜完全週休2日実現モデル工事を通して、これからの発注工事に望むこと〜 
・  建設現場の職場環境を改善し、担い手の確保・育成を支援するため、完全週休2日の実現モデル工事が、これからは多く発注されてくるかと思う。(準備期間が長く工事中は4週8休という政策)
現場代理人をはじめ、その工事現場で働く人たちにとっては大変良い政策です。同様な工事でゆとりを持って完成させることで当然経費も増え下請けも一緒です。見積もり高くなります。
せっかくの良い政策を無くさないためにも、試行現場の結果をこれからの工事に反映し、より良い内容にして頂きたい。それが本来の職場環境の改善と担い手確保・育成につながると思います。
 

■ 発注者の回答
 
【共通仕様書】
共通仕様書改訂の際に考慮するよう、本局に伝えます。
【設計】
設計図書の品質の確保、修正が生じた場合の迅速な対応を図っていきます。
【工期】


工期については、無積雪期を最大限に利用できるよう、今後についても、ゼロ国債等を積極的に活用し、適切な設定に努めます。
やむを得ない事情(受注者の実施工程の確認後でないと協議が進められない事案など)で、関係機関協議、支障物件移設が未了の段階で、発注手続きを行っている案件があることも、ご理解いただきたい。協議については、発注者として、迅速な処理に努めます。
【設計照査】
基本的には、照査結果検討部会や工事連携会議の場を活用願います。
【積算】
敷砂利、敷鉄板等の仮設工については、必要性、範囲、工法・経済比較等を整理し、承諾事項か協議事項かも含め、発注者と協議願います。
 
〜工事監督に関すること〜
【打合せ協議】
 ワンデーレスポンスを基本としますが、事案によっては、時間を要する場合があります。その場合、回答期限を設定していただくか、関係者が一同に介する会議により課題の早期解決を図りますので、適宜、ご相談願います。
【ASP】
 打合せ簿の提出については、本来の運用としては、直接ASPで提出して良いと考えますが、協議事項に関しては、受発注者の協議の間で、内容の修正が生じる場合があります。そのため、紙の打合せ簿は、あくまでも事前の打ち合わせ資料という対応をさせていただいております。なお、提出、報告事項については、直接ASPに入力いただいているものと考えます。
【電子納品】
完成検査時において、持込みパソコンの台数制限はありませんので、検査がスムーズに行えるよう、ご配慮をお願いします。(例:工事写真用1台、工事帳票用1台など)
 
〜発注者・監督職員に継続して欲しいこと〜


 工程会議、立会い、ワンデーレスポンス、気象情報の提供については、今後も継続していきます。
除雪作業における信号制御や教育訓練については、今年度も昨年同様の対応を計画しております。詳細については、監督職員と協議していただきたい。
 
〜完全週休2日実現モデル工事を通して、これからの発注工事に望むこと〜
 当事務所では、完全週休2日実施支援モデル工事及び完全週休2日実現モデル工事の試行を行っております。ご意見については、本局に伝えます。
 
〜全般を通じて〜
 設計図書(仕様書、図面)の品質向上、協議事案の速やかな処理、工事書類の簡素化(紙と電子の二重提出の改善)など、従前からの要望意見のほか、i-Constructionに関連した、適切な工期設定、週休2日に関する意見等が寄せられました。
 建設業の持続的に発展には、生産性の向上と受発注者双方のパートナーシップの強化が重要です。受注者から寄せられた要望意見に対して、発注者は着実に改善を図る所存ですし、工事安全対策協議会では、労働環境の改善、しいては工事の安全確保を目的に、本取組みを継続していきます。

 
 電源コードの養生・行先明示、路肩表示を指摘
安全パトロール(11月期)を実施
 上越地区の上沼道の現場では、「風速計が見やすい位置にありデジタル表示で分かりやすい。敷鉄板の溶接接合が良い。現場が整理整頓され掲示物も充実している。」と評価されましたが、「施工体系図の誤記修正、ダンプ通路の路肩区分界の設置、BH手元作業員が旋回範囲内から離れ、トラチョッキを着用のこと。交通誘導員の配置位置の見直し。」などの指摘がありました。 
 
 糸魚川地区の河川工事現場2現場では、「現場内が整理整頓されている。作業員通路、法面の昇降設備が設置されて良い。」と良かった点があったものの、「吹き流しの高さが低い。工事看板の向きが現場内方向に向いているので直す。発電機は水平に設置する。分電盤の取扱責任者明示、電源ドラムコードの養生。駐車場の整地。」などの指摘がありました。
 これから天候不順な本格的な冬期工事となりますので安全対策の強化をお願いします。

 
(株)植木組 吉田誠一氏が若手技術者賞受賞
 北陸地方整備局では、建設業界の担い手確保・育成及び技術者の技術力向上に資するため、昨年度より「若手技術者賞」表彰制度を設け、工事の施工や業務の成果において、秀でた若手技術者を表彰しています。
 今年度、北陸地整管内で工事部門10名、委託業務部門4名が受賞しました。高田河川国道事務所関係では、「妙高大橋架替法面工事」を担当した現場代理人(株)植木組 吉田誠一氏に、11月22日、本局で表彰状が授与されました。
 当該工事は、国道18号妙高大橋架替事業で新設する新橋前面の斜面保護により橋台の安定、市道の安全な通行確保を目的とした法面対策工事です。
 現地は急峻な法面上で、安全かつ効率的な作業が求められ、作業に適した作業機械の選定、限られた工期の中で作業効率を上げ、安全に配慮し、良好な施工により、出来映え良く完成させました。
 現場代理人として、地山表土崩落や降雨による洗掘・土砂流出対策の実施等、自然環境に配慮した施工方法を安全対策と合わせ積極的に提案、無事故で工事を完成させるなど、秀でた若手技術者であったことが評価されたものです。大変、おめでとうございました。
 
技術研究発表会論文をお願いします
 今年度は、平成29年2月16日(木)に開催する予定ですが、現場で実施している新しい建設技術の活用や改良、施工管理の工夫や安全管理の取り組み事例などを論文としてまとめていただきたく、お願いいたします。
 論文の提出期限は平成29年1月10日(火)、監督職員に提出していただくよう、お願いいたします。
 

 
 

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