高田河川国道事務所

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あんぜんニュース高田

 
 
労働災害のない安全で安心して働ける
職場環境の形成を目指そう
 高田河川国道事務所工事安全対策協議会は、9月28日、能生マリンドリームで、「建設労働災害防止大会」を開催しました。
 この大会は、毎年9月第4週の北陸地方整備局「建設労働災害防止週間」活動の一環として、発注者・受注者が一堂に会し、新たな決意のもと安全管理の原点に立ち返り、工事現場における労働災害の撲滅を図ることを目的に行っているものです。
 工事担当者、安全協議会役員、監督支援業務担当技術者、事務所職員など、約140人が参加、安全への意識を再確認するとともに、労働災害のない安全で安心して働ける職場環境の形成を目指して邁進することを確認しました。
 
 関係者一丸となって安全確保の取り組みを
 村下会長(高田河川国道事務所長)は挨拶で、「今年の北陸地方整備局管内における工事事故の発生件数は、8月末現在で48件報告され、昨年同期の56件の、15%減となっています。
 当事務所においては、本年、8月末現在で2件の工事事故が発生しております。これから最盛期を迎える工事も多いことから、これまで以上に、気を引き締めて、安全衛生管理を行うことが求められます。
 本大会を契機とし、関係者一丸となって、安全確保に取り組み、工事が無事故で完成をすることをお願いしたい。」と参加者に訴えました。
 
上越労働基準監督署 柳安全衛生課長、糸魚川警察署 高橋交通課長
 柳安全衛生課長は、「管内では、9月に入ってから地すべり対策工事と消波ブロック設置工事で2件の労働災害が発生、昨年6月にはプラント工事現場で重量物落下による死亡事故が起きており、重量物の落下による事故が頻繁しています。9月の事故も死亡重大事故につながる非常に危険なものでした。」と注意喚起がありました。
 また、糸魚川警察署高橋交通課長は、管内の交通事故発生状況、車両運転への注意喚起が話されました。
 
「建設工事と生活習慣病予防について」
上越地域医療センター病院 管理栄養士 水澤室長
 「建設工事と生活慣習病予防について」と題して、上越地域上越地域医療センター病院栄養室長の水澤管理栄養士様から、生活慣習病予防の講演をいただきました。
 「建設工事で働く皆さんは、エネルギー消費量が多いため、どうしても高塩分食となります。
 作業によって大量の汗をかくと、血液がドロドロになり、血管が詰まりやすくなります。水分補強で、血液に水分が引き寄せられ、血流が増し、結果として血圧が上昇、「脳血管疾患、心疾患」になるリスクが増します。」
 健康で仕事ができるよう、高血圧予防のため食習慣改善について、ユーモアを交えて大変わかりやすくお話していただきました。


 
安全優良受注者表彰者が安全管理事例を報告
 9月16日に行われた北陸地方整備局安全管理優良受注者表彰では、当事務所管内から「平成26・27年度高田管内橋梁耐震補強工事」を施工した相村建設(株)、「寺島低水護岸その3工事」を施工した(株)笠原建設の2社が受賞されました。2社から安全管理事例報告をいただきました。
 「平成26・27年度高田管内橋梁耐震補強工事」事例報告はこちら
「寺島低水護岸その3工事」事例報告はこちら
 
安全十訓唱和、安全宣言を採択
 (株)野本組の小山様の先導で参加者全員が「安全十訓」を唱和、極東興和(株)の尾高様から、 『安全管理に基本に立ち返り、労働災害のない安全で安心して働ける職場環境の形成を目指す』ことを宣言いただきました。

閉会挨拶(西田副会長)
 閉会にあたり、西田副会長(西田建設(株)代表取締役)は、「我々の仕事は、屋外で行うものが殆ど、気象の影響を大きく受けます。熱中症が危惧される炎天下での作業も必要、凍える雨や雪降る中での作業も出てきます。この気象下では必然的に危険度が増してきます。
 技術者や現場代理人は「いかに気象の影響を回避しながら作業を計画するか」も重要な役割となってきます。
 国土交通省から生産性向上を目指したi-constructionも提案されています。施工時期の平準化が進められれば、気候の良い春先に工事を進められる点で、危険回避に大きく貢献することとなり期待を寄せています。
 暑かった夏が終わり、あと2ヶ月で雪も降ってきます。降雪期に向かい安全に現場を管理していくには心の余裕が必要です。「気象を加味した計画」をたて、これに基づく具体的な指示により工事を着実に進め、事故を防いでいきましょう。」と大会を締めくくりました。


 
 

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