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宮中取水ダム試験放流検証委員会

第9回委員会

以下の2点について審議していただきました。

  • 宮中取水ダム試験放流に伴う平成26年度(5年目)調査結果等の概要

宮中取水ダム試験放流に伴う平成26年度(5年目)調査結果等の概要


【資料説明】

平成26年度(5年目)調査結果については第7回検証委員会における未報告分を東日本旅客鉄道(株)が説明



宮中取水ダム試験放流検証委員会総括報告書(案)について

【事務局説明】

仮称)宮中取水ダム試験放流検証委員会総括報告書(案)について事務局が説明。最後の第4章は、本日の協議の結果を事務局で文書化し、各委員にご確認いただいた上、公表する。

【欠席委員の意見紹介】

事務局:
28℃の水温について、提言では、『生息に適した水温の上限』としていたが、報告書にもあるとおり、5年間の調査では実際に28℃を超えても魚類が生息していることが確認でき、実際にこれまでの現地調査の経験からも、28℃を超過した環境でアユが生息していたことがあった。『生息に適した水温の上限』とは、『良好な生息環境を形成する水温の上限値』とした方が丁寧である。河川によって、魚種によって、多様な環境の中で精いっぱい生きのびている。また、28℃を超えた時に避難できる木陰やワンド等、魚類の生息場として良好な空間を作る努力が大切である。関係者が一緒になり、魚にとって良い環境を作ろうとする努力が重要である。とのご意見をいただいております。


  

委員:
提言時にあった、コイ、フナ等の温水性魚類の生息に適した水温の上限とされる28℃を超えないようにするため、40m3/s以上の河川流量を確保する、ということについて、改めて委員のお考えを確認したい。


  

委員:
提言では上限という表現をしているが、絶対にこれを超えてはならない水温というニュアンスではなかったと認識している。


  

委員:
水温が28℃を超えてもよいという、これまで5年間の努力を無にしてしまうような乱暴な話ではなく、28℃を超える環境があれば、これを少しでも改善する努力が必要である、という認識で良いか。


  

委員長代行:
河川水温が28℃を超えてもよいということではなく、28℃を超えない努力をしていくことが必要と考える。宮中取水ダムの流入量は、平均300m3/sであるが、渇水流量だと120m3/s程度となる。シミュレーションでは140m3/sでも28℃を超える結果が出ているので、自然流況であっても28℃を超えることがあるのではと想像する。また、30℃を超えていることはなかった。したがって、28℃を目安として今後河川環境を望ましいものとする努力目標としたらよい。


  

委員:
本間先生のご意見にあった魚が避難できるワンド等、魚類の生息場となる空間を作る努力に関し、河川管理者の意見を聞きたい。


  

委員:
河川環境を改善する工事は非常に大切だと認識しているので、できるだけ前向きに考えて実現できるよう努力したい。


  

委員長代行:
国は前向きに検討すると言っているが、JRはどう考えるのか。







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