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信濃川中流域水環境改善検討協議会

第29回協議会

以下の事項について承認、審議していただきました。

  • 規約の改定
  • 報告事項
  • 議事
  • その他

規約の改定について

<事務局から、所属等の変更により一部規約を改定したいと提案があり、了承された。>



報告事項

1.第3回西大滝ダム下流水環境調査検討会開催結果(資料1)

<事務局から、「第3回西大滝ダム下流水環境調査検討会の開催結果」について報告があった。>



2.宮中取水ダム減水区間にける平成28年度モニタリング調査結果(資料2)

<東日本旅客鉄道(株)から、「宮中取水ダム減水区間における平成28年度モニタリング調査結果」について報告があった。>



3.第6回信濃川発電所宮中取水ダム魚道構造改善検討フォローアップ委員会開催結果(資料3)

<東日本旅客鉄道(株)から、「第6回信濃川発電所宮中取水ダム魚道構造改善検討フォローアップ委員会開催結果」について報告があった。>


議事

1.宮中取水ダム減水区間における平成28年度モニタリング調査結果のまとめと評価(案)(資料4)

<事務局から、「宮中取水ダム減水区間における平成28年度モニタリング調査結果のまとめと評価(案)」について説明があった。>




委員:
河川水温については28℃という温度が大事な温度であると考えており、今年度はそれを意識してとりまとめていることは大変ありがたいと思っている。ただし、p12のまとめと評価で他の項目では具体的な値が記載されているのに対して、水温は28℃を超えた日数が記載されていないのが気になる。水温も他の項目のように、今年度の28℃を越えた日数を入れるべきではないか。


事務局:
了解した。指摘の点を資料に追記したい。


委員:
平成22年度〜28年度に実施されている魚類調査は、調査回数が2回〜3回となっているが、年度ごとの調査日はどのように選んでいるのか、また同じ日に実施しているのか。


事務局:
全く同じ日ではないが、春、夏、秋という季節ごとに概ね同じ時期に実施している。


委員:
河川水温は何が影響しているのかという所に興味をもっている。p6のグラフからは、流量が増えて水温が低下しているのか、雨の温度が低いのでそれによって水温が低下しているのか、よく分からない。ただし、8/19は直前には雨が降っていないにもかかわらず流量が少し増加し、水温が低くなっている。ということは流量が効いているのかと思えるが、河川水温を決める因子について伺いたい。


事務局:
8/19の件については、放流量と流入量が増加している。グラフに用いた十日町観測所より上流の地域で雨が降ったのではないかと思われる。水温に効いてくる因子としては、基本的には降雨により冷たい水が上流から流入してくることが効いているのではないかと考えている。


委員:
了解した。


委員:
8/19の流量であるが、前日に長野で雨が降っていることは確認されている。宮中の魚道の水温が欠測となっているため少し分かりにくくなっているが、実際には長野で相当雨が降っている影響がここに表れていると思われる。


委員:
重回帰分析を用いて、例えば水温を目的変数に、説明変数として降水量や流量などを与えることで、水温に影響する要因がみえてくるのではないかと思う。


会長:
水温に影響する因果関係を明らかにした方が良いか。


委員:
2点申し上げる。1点目の水温に関しては、現在の委員メンバーの1つ前の時の検討で、気温など水温に関連するパラメータを用いて重回帰分析を実施して、どのように水温と関係しているのかという解析をやっている。また、上流からどういう水が流れてきたら、下流でどのくらい水温があがるかというシミュレーションも実施されており、検討としては一区切りついている。必要であれば、その時の結果を報告してもらえばよいと考える。2点目のどこの観測所を使うかという議論に関しては、西大滝ダム減水区間と宮中取水ダム減水区間でも異なっている。複数の観測所のデータを報告して頂き、検討すれば良いのではないか。


会長:
水温と降雨量や流量との関係は既に検討されているということなので、次回の協議会で改めて報告して頂くことも可能だが、希望される委員はおられるか。


委員:
データを受領しているため、私の方からは、改めて報告してもらう必要はない。


会長:
了解した。他の委員で、水温の既往検討結果に関心のある方は事務局まで問合せて頂きたい。


会長:
観測所については、紙面の都合も勘案しながら、広域のデータを表記して頂きたい。


<以降、特に意見がなかったため、河川水温の項目で28℃を超えた日数を追記することとし、まとめと評価(案)は了承された。>




2.宮中取水ダム減水区間における平成29年度モニタリング調査計画(案)(資料5)

<事務局から、「宮中取水ダム減水区間における平成29年度モニタリング調査計画(案)」について説明があった。>




<特に意見がなかったため、平成29年度モニタリング調査計画(案)は了承された。>




その他

1.前回議事録について

委員:
配布された前回の議事録は、委員名が記載されていないため、誰の発言か分からない。委員名を記載することはできないか。


事務局:
本日配布した前回の議事録は、ホームページに掲載しているものと全く同じものを配布した。委員名を記載した方が良いということであれば、そのようにしたい。


会長:
議事録に委員名を記載することに反対意見はあるか。


委員:
大塚会長から指摘のあったとおり、他の委員の意見も確認したい。


委員:
情報公開は良いことなので、私個人は賛成であるが、他の委員会などとのバランスも配慮する必要があるのではないか。他でも全て公開なのかどうか確認させて頂きたい。


事務局:
今回の資料は傍聴者や報道機関にも配布されるため、自由な意見を述べる中では、委員名をあまり出してほしくないという意見もある。委員名を出すことで発言しづらいようなことがあれば、基本的に名前は載せないという選択肢もあると考える。


委員:
そういう意味では、資料3の最後のページの議事概要には全て発言者名が記載されている。この資料3も公開されるのであれば、こちらの方が問題ではないか。


会長:
指摘された点を考慮すると、自由な意見が発言しやすいという点から、議事録については委員名を記載しないこととしたい。また、協議会資料は公開となるため、基本的には委員名を記載しないということで統一することとし、資料3の議事概要の部分の委員名は修正して頂きたい。


事務局:
了解した。


2.十日町市の小水力発電計画について

委員:
資料3では、十日町市の方で小水力発電を計画していることが示されているが、この区間の水環境に影響があるように思われる。この協議会の対象になることだと思うので、その概要について、簡単に説明を頂きたい。


委員:
水力発電の計画は、この場で御協議いただくのがふさわしいと思っている。現在は計画段階であるが、タイムスパンでいうと10年までいかないが、その位の中でそういったことができるかできないか検討している。減水区間を作らない、そして環境に負荷を与えないというなかで、維持流量40m3/sを有効活用できないかとJR東日本さんと一緒に勉強中である。JRの社長から技術的な協力をしますとお話しいただいている。計画が具体化し、前に進む大きなステップがある時には必ずこの協議会で議論して頂く事になると認識している


会長:
概要が決まってくる、もしくは次のステップに入る段階には、この協議会でご説明して頂く事をお願いしたい。


3.その他

<事務局より、報道機関から要望があるため、サケの遡上結果については、協議会開催前に速報値として公表したいと提案があり、了承された。>









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