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信濃川大河津資料館
たより OHKOUZU ◆大河津分水可動堰◆
 洗堰・可動堰は、それぞれ国土交通省の特定構造物改築事業として採択され改築工事に着手しました。事業採択に至った経緯などについて紹介します。
洗堰・可動堰の状況調査
 堰の完成当初から、堰の機能を維持するための調査は継続的に実施されました。時間の経過とともに堰下流部の河床(川底)の異常な低下や堰自体の老朽化がしだいに目立ち始め、応急的な対応として河床へのブロック投入や堰本体の部分的な補修・補強が実施されていました。
大正11年(1922)
完成当初の洗堰(左岸下流側から撮影)
昭和6年(1931)
完成当初の可動堰
(右岸上流側から撮影)
洗堰の漏水と改築問題の具体化
 昭和57年(1982)、大河津観測点において史上最大の水位を記録した大洪水が発生し、洗堰(現在の登録有形文化財洗堰)の取付橋台・護岸から漏水が確認され(下写真)、洗堰の倒壊が危惧されました。結果的に洗堰は持ちこたえ越後平野は水害から免れましたが、これを機に堰の老朽化問題の抜本的な対策の必要性が高まりました。洗堰完成から60年の時です。そして、平成4年(1992)特定構造物改築事業として新しい洗堰の建設が始まり平成12年に完成しました。平成14年には可動堰の改築に向けた調査も本格化し、可動堰基礎部分の空洞化・老朽化が明らかになりました。
漏水した洗堰
可動堰改築工事の決定!
 全国に改修・改築を必要とする土木構造物は多くあります。大河津分水の洗堰・可動堰も同様で、様々な調査の結果、改築が必要となり特定構造物改築事業として採択され、改築工事に着手しました。可動堰改築事業は平成15年度に採択・着手し、概ね10年での完成をめざしています。
 
  特定改築物事業とは?
 
すでに耐用年限に達している堰、水門等の大規模な老朽構造物及び河道計画に照らして著しく河積を阻害している橋梁、堰等の大規模構造物について全面的に大規模な改築が必要となった場合に、機動的、集中的な投資を行い必要な改築を行うことにより、その機能の回復を図ることを目的とする事業です。
 新可動堰完成後も大河津分水には解決しなければならない問題が残されています。1つ目は可動堰と同時に完成した6基の床留・床固(河床洗掘を防止するための施設)の老朽化問題です。やがては改築や新設などの対策を取る必要があります。2つ目は、流下能力(洪水を流す能力)の不足です。信濃川上流部の河川改修などにより、洪水が大河津分水に集中するようになりました。3つ目は分水路の洗掘問題です。特に河口付近は川幅が狭いうえに勾配が急なため、洪水時には水流に勢いがつき河床が洗掘されています。今までも様々な対策がされてきましたが抜本的な解決には至っていません。越後平野を守る大河津分水は決して完璧な状態ではないということです。
 施設の老朽化状況  第一床固の一部欠損
 可動堰直下の洗掘を防止するための第一床固。その一部(水叩き)が欠損しました。(平成16年7月撮影)
 流下能力の不足 夕暮れの岡(昭和57年9月の状況)
 水防団員は堤防上に立っていることから、洪水があふれる寸前まで水位が上がったことがわかります。
 洗掘防止への取り組み事例 新しい施設の建設
   分水路河口に設置されたバッフルピア。突起状の障害物を設置し流れの勢いを弱め洗掘を軽減するためのものです。

信濃川大河津資料館 〒959−0124 新潟県燕市五千石 (旧分水町五千石)
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