水生生物調査
水生生物調査とは
河川に生息するサワガニ、カワゲラ等の水生生物の生息状況は、水質汚濁の影響を反映することから、それらの水生生物を指標として水質を判定することができます。このような調査は、一般の人にもわかりやすく、高価な機材等を要しないことから誰でも簡単に参加できるという利点があります。また、調査を通じて身近な自然に接することにより、環境問題への関心を高める良い機会となるため、環境省と国土交通省では、昭和59年度から全国水生生物調査を実施しています。
本調査では、河川に生息する水生生物のうち、[1]全国各地に広く分布し、[2]分類が容易で、[3]水質に係る指標性が高い、29種を指標生物としています。
河川で水生生物を採集し指標生物の同定・分類を行い、地点毎に、T(きれいな水)、U(ややきれいな水)、V(きたない水)、W(とてもきたない水)の4階級で水質の状況を判定しています。