国土交通省北陸地方整備局信濃川下流河川事務所 やすらぎのしなのがわ

西川排水機場:西川とその周辺

 西川は、大河津分水路から分かれて蒲原平野の西側を流れ、新潟市で再び信濃川に合流する、長さ44.5kmの1級河川です。江戸時代には、新潟と長岡を結ぶ舟運が栄え、物資の輸送、交通路として重要な役割を果たしました。
 流域は、弥彦山や角田山が連なる山系と、海岸に沿って発達した砂丘の背後に広がる田園地帯となっています。かつて西川の両岸には大小の潟が点在し、広大な低湿地が広がっていたため、その排水対策に人々は頭を悩まされ続けたのです。

越後平野の潟と放流路

越後平野の潟と放流路

放流路通水年

  1. 胎内川放流路(1888)
  2. 落堀川(1733)
  3. 加治川放水路(1913)
  4. 新井郷川放水路(1934)
  5. 松ヶ崎放水路(阿賀野川)(1731)
  6. 関屋分水路(1972)
  7. 新川放水路(1820)
  8. 樋曽山隧道(1939)
  9. 新樋曽山隧道(1968)
  10. 国上隧道(1991)
  11. 大河津分水路(1922)
  12. 円上寺隧道(1920)
  13. 郷本川(1873)
  14. 落水川(1920)

干拓年

  1. 紫雲寺潟(1733)
  2. 福島潟(江戸時代以降)
  3. 鳥屋野潟(江戸時代以降)
  4. 大潟(1820〜1950)
  5. 田潟(1820〜1950)
  6. 鎧潟(1820〜1966)
  7. 円上寺潟(1883)