北陸地方:砂防施設 No.02
  松本砂防工事事務所

源太郎砂防ダム


1.所在地・・・・・ 長野県北安曇郡白馬村
2.渓流名・・・・・ 姫川流域松川
3.施設名・・・・・ 源太郎砂防ダム
4.施工期間・・・・
第2副ダム  昭和7年度
副ダム  昭和9年度
本堤  昭和31年度〜昭和38年度
5.主な諸元・・・・ 堤高8m、堤長231m、堤立積13,607m3、貯砂量283,000m3
6.PRポイント・・ 姫川上流にある松川は白馬連峰の唐松岳・五龍岳を水源とし、下流部の扇状地はリゾート地白馬村の中心に位置しています。平川は急流河川であり、上流から運搬されてきた土砂は河床を上昇させ、洪水時に河川の氾濫をひき起こす原因となってきました。
源太郎砂防ダムは、昭和7年に農業振興事業として堰堤(H=5m、石張り玉石コンクリート)を築造、その後、昭和9年の被災により前堰堤を副堰堤として上流堆砂面上に新堰(H=6m)築堤、昭和26年に2m嵩上げ、昭和38年に調節機能向上を期し、上流堆砂面に本堰堤(H=8m)、副堰堤下流に第2副堰堤を築造するなど、幾たびも改善を重ね現在に至っています。そして現在も源太郎砂防ダムは、上流ダム群の基礎保全と下流の流路工の安定確保等の地域防災の要としての機能を果たしています。
7.主な災害・・・・ 昭和9年7月
8.災害状況・・・・ 平川堤防決壊、北城村家屋流出3戸、破壊5戸、床上浸水10戸、床下浸水38戸、田13.6反、畑18反



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