トップページ > 高瀬渓谷観察ノート

魚類

●イワナ(サケ科)
渓流を代表する魚で上流の冷たい水にすんでいます。体長約30cm、肉食で小魚や昆虫などを食べます。龍神湖でも見られますが、高瀬川の上流や流入する沢にも多く生息します。

●ヤマメ(サケ科)
イワナよりもやや下流の渓流に生息します。体長約30cmで水生昆虫や水面に落下する昆虫を食べます。体の横に小判状の斑紋(パーマーク)があるのが特長です。

●ウグイ(コイ科)
ヤマメと同じように山間部の湖や渓流にすむ型のほか、河口を経て海に至る降海型がいます。体長約30cm、雑食性で3~7月に砂利底に産卵します。

●アブラハヤ(コイ科)
岩や水辺の木の下に群をつくり、昆虫や付着藻類を食べます。体は細長くやや平たい形をしています。体長約20cm、3~8月ごろ、砂利底に産卵します。


危険な生物

●ニホンツキノワグマ(ほ乳類・クマ科)
本州で最も大きなほ乳類で、大町ダムの近くにも生息しています。しかし、生息数は少なく、警戒心も強いので、早めに人工的な音などでこちらの存在を知らせれば出くわす可能性は減ります。大型のほ乳類が生息できるということは、豊かな自然が残っていることの証といえます。

●マムシ(は虫類・クサリヘビ科)
体長40~60cm、灰褐色の地に銭形の斑紋が並びます。強い毒を持ち、水辺や谷間などの湿ったところで活動します。かまれた場合は、血清治療を行う必要があります。

●ヤマカガシ(は虫類・ナミヘビ科)
体長60~120cm、緑褐色に不規則な黒班があり、胴の側面には不規則な赤い模様が混じります。大町ダムでは二の沢付近でよく見られます。めったにかみつくことはありませんが毒を持っています。また、首筋から毒を分泌し、これが目に入ると失明するおそれもあります。かまれた場合は、血清治療を行う必要があります。


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