佐野 友治
国土交通省では独自のカメラ映像、独自の雨量・積雪などの情報収集、国土交通省内部・自治体・放送局などへの情報配信をシステム的に行っています。その中で防災情報課は電気・通信・情報の根幹を整備し守る役割を担っています。
私は情報収集、配信を行う際に用いられるCCTVカメラや道路情報板、トンネル非常警報などの設置・改修の工事を発注するための業務や、既設設備の運用や故障の対応を行っています。
まず私が入省してから驚いたことは、道路沿いに設置している設備の数・種類の多さです。入省する前まで当たり前のように利用していた道路ですが、普段利用する中では気が付かない設備が多くあります。
その設備一つ一つには当然役割があり、道路利用者に対する利便性向上のためや、道路管理を行う上で必要となるものなど、様々な設備があります。環境によって性能・仕様が異なったりと、一つとして同じ設備はなく、その設備の一つ一つの役割を理解し、管理していくことにとてもやりがいを感じます。
また、国土交通省の事業はスケールが大きいです。現在、長岡国道事務所では新たに開通する予定である全長2840mの八箇峠道路トンネルに関する事業があります。この事業では電気通信関係の工事を含め、防雪設備やスノーシェッド、舗装工事など多くの工事が関わり合い、自分の分野以外も見る機会があるのでとても刺激になります。
業務説明会や現場説明会で直接働いている職員に話を聞くことをお勧めします。北陸地方整備局は道路や河川、ダムなど様々な事業を行っています。
また、管轄区域は主に新潟・富山・石川であり、管轄区域が細長いです。そのため、同じ北陸でも地域によって気候・環境が異なり、様々な事業があります。ですので、直接話を聞けば聞くほど、北陸地方整備局について知ることができます。
北陸地方整備局を知り魅力を感じた上で選んで頂けたらこれほど嬉しいことはありません。自分に合った就職先を見つけるべく、業務説明会・現場説明会に足を運び、悔いの残らない就職活動を頑張ってください。