水原バイパス(阿賀野バイパス)

水原バイパス交通状況

計画の意義

 国道49号(福島県いわき市~新潟市)は太平洋側と日本海側を結ぶ主要幹線道路であるとともに、 阿賀野市、阿賀町と新潟市との交流を支える道路として重要な役割を果たしています。

 しかし、 阿賀野市の市街地を通過する現道は幅員が狭く、1日約2万台の交通量があるほか、大型車の通行もあり、交通混雑や交通事故等が発生しています。また、 自動車交通による交通騒音等の生活環境に与える影響が問題となっています。

 水原バイパスは、市街地の交通を安全かつ円滑に処理することでこれらの問題を解消し、 阿賀野市の将来のまちづくり支援し、当該地域の発展に寄与するものです。

渋滞状況1

安野町交差点付近の渋滞状況

水原バイパス(百津~下黒瀬)開通式典

 2022年12月4日(日)に水原バイパス開通式典・セレモニーを行い、多くの来賓の方にご出席いただきました。

  • 開催日時:令和4年12月4日(日) 13:00~15:00
  • 会場:式典・セレモニー:京ヶ瀬屋内運動場(新潟県阿賀野市曽郷1028)
       開通パレード:水原バイパス(新潟県阿賀野市窪川原地先)
  • 主催:新潟国道事務所、阿賀野市
テープカット・くす玉開披

テープカット・くす玉開披

開通パレード

開通パレード

事業の概要

路線名 一般国道49号 水原バイパス
起終点 起点 阿賀野市寺社
終点 阿賀野市下黒瀬
延長 L=8.1km
車線数 4車線(完成) 2車線(暫定)
標準幅員 高盛土部:W=21.0m(2.0-7.0-3.0-7.0-2.0)
低盛土部:W=28.0m(3.5-2.0-7.0-3.0-7.0-2.0-3.5)
構造規格 第3種第1級
設計速度 V=80km/h
事業経緯
平成11年3月9日
都市計画決定
平成12年4月
事業化
平成15年度
用地着手
平成17年度
工事着手
令和4年12月4日
暫定2車線開通(5.4km)

標準断面図(単位:m)

高盛土部標準断面図
低盛土部標準断面図

平面図

阿賀野バイパス平面図

整備により期待される効果

効果1 円滑な走行が可能になります。
  • 現道は、阿賀野市の中心市街地を通過し、慢性的な渋滞が発生しています。
  • 混雑する市街地を回避することで、通勤時間の短縮、冬期の安全性確保及び通過時間の短縮、生活道路の安全性向上などが見込まれます。
効果2 安全な走行環境が確保されます
  • 現道には、複数の事故危険区間があり、渋滞に起因する追突事故が発生しています。
  • 通過交通がバイパスに転換することで、交通事故の減少が期待されます。
効果3 産業及び物流を支援します
  • 県営東部産業団地は、新潟中心部や新潟東港と近い位置に立地する生産拠点です。
  • 阿賀野市から新潟東港や県外(新潟亀田IC経由)へのアクセス性が向上し、地域産業の発展と物流を支援します。

阿賀野バイパスに使用する盛土材について

 阿賀野バイパスに使用する盛土材は、建設資材リサイクルの観点から、河道掘削で発生した土砂を使用しています。

 河道掘削土砂が想定より水分を多く含んだ粘土状の材料であったことから、盛土材の土質改良が追加で必要となりました。

 盛土材の現状や土質改良状況、施工手順等を映像にてとりまとめております。