アルプスSABO NEWS

Date:
2016/10/6
金原砂防堰堤 整備した魚道に今年も魚が遡上しています!
  奈川の金原地区に位置する金原砂防堰堤は地域の安全を確保する砂防施設として昭和34年に完成し、その効果を十分に発揮してきた一方、地域のシンボルであるサクラマス等の魚類の生息域を制限していました。
  平成25年7月、地域の強い願いと協力が実り、金原砂防堰堤の補強工事と共に魚道を整備したことによって、今まで金原砂防堰堤の上流へ遡上できなかったサクラマスやイワナが、この魚道により上流域へ遡上することができ、生息域の拡大、生息環境の改善が図られました。
  この魚道の日常の維持管理は地元の安曇漁業協同組合に行って頂いており、現在も散策や見学会等に使用されるなど、地域の観光資源としても幅広く活用されています。
  10月に梓川出張所においても魚道の清掃活動を行いました。その際、魚道に設置されている観察窓よりイワナの遡上が確認できました。また、魚道の入口付近にはサクラマスが多数確認できました。
  サクラマス等の遡上、産卵のピークは10月です。お近くにお寄りの際にはぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか?

金原砂防堰堤 魚道工全景
魚道工の清掃活動
魚道工の観察窓より確認できたイワナ
※写真・「File Data」ボタンをクリックすると拡大写真・データを見ることができます。


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