アルプスSABO NEWS

Date:
2016/8/5
安曇小中学校にて防災講習会を開催!
土砂災害に備え防災行動計画を議論
  長野県松本市立安曇小中学校において、7月29日(金)に教職員向けの防災講習会を開催しました。
  講習会では、土砂災害のメカニズムや特徴、平成23年6月に産屋沢で発生した土石流の映像、近年全国的に多発している土砂災害や梓川流域で過去に発生した土砂災害の事例、国土交通省で実施している砂防行政の取組、安曇小中学校周辺の危険な箇所等を講師が説明した上で、いざ土砂災害の危険が迫った時にどういう行動を取るべきか(防災行動計画)について、生徒在校時を想定し、教職員の方々にグループ形式で議論していただきました。
  防災行動計画とは、災害対応として「いつ」,「誰が」,「何をするのか」を、あらかじめ時系列で整理したもので、実際の災害対応時に慌てることなく早め早めの対応を行うことにも繋がるものです。
  講習会に参加された宮下教頭先生からは、「学校側としても初めての試みだったが、非常に勉強になった。周囲を危険なエリアに囲まれた学校であるため、土砂災害の危険が迫った際に生徒をどう避難させるかは非常に難しい課題だが、日頃からよく考えておかなくてはならないこと。」という感想をいただきました。
  土砂災害から自らの生命を守るには、行政からの情報や支援に頼るばかりでなく、自らが主体的に考え、行動することが大切です。松本砂防事務所では、今後もこのような講習会等を通じて地域防災力を向上させるための取り組みを実施してまいります。

松本砂防事務所職員(講師)
講義の様子
グループ討議
発表①
発表②
※写真・「File Data」ボタンをクリックすると拡大写真・データを見ることができます。


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