アルプスSABO NEWS

Date:
2014/12/1
オーストリア共和国よりSABO技術者イエルグ・ホイマーダー氏が扇沢砂防堰堤を訪ねる
 イエルグ・ホイマーダー氏は、平成101998)年に大町市と国際友好都市提携を結ぶインスブルック市と共催した「国際砂防林シンポジウム」に出席され、そのときはじめて、高瀬川上流の篭川扇沢砂防堰堤を訪れました。当時、オーストリア農林環境省で日本の砂防と同様な事業を行うチロル州にあるイン川上流域工事事務所長でした。今回、4年に1回開催されるインタープリベント(国際防災学会)in奈良に出席するため16年ぶりの再来日となり、日墺協会長野支部を通じ、ぜひ、扇沢を訪れたいとの情報が有り、ご案内することになりました。
 当日(平成26(2014)1130日)は、まず、国際友好都市である大町市の牛越徹市長がホイマーダー氏の再来日を歓迎されました。


(写真1)大町市長の歓迎の挨拶と受けるホイマーダー氏と日墺協会長野支部のメンバー

 大町市役所から約20分、黒部ダムへトロリーバスを出す扇沢駅の近くに設置した扇沢堰堤に到着した直後から、この堰堤は土石流を捕捉した実績があるのか?等々矢継ぎ早に多くの質問を受けました。同じ砂防技術者として、現地での改善や工夫を重ねていることに関心をもっていただき、今後も引き続き普段の努力をされることと、砂防堰堤が下流の大町市民を守ることを祈念されました。
                                                     (案内者:城ヶ崎正人)

           
     (写真2)扇沢堰堤に設置したホイマーダー氏直筆の名盤の前で(左:奥様、右:ホイマーダー氏)

※写真・「File Data」ボタンをクリックすると拡大写真・データを見ることができます。


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