アルプスSABO NEWS

Date:
2014/11/14
山梨県富士吉田市で開催された火山砂防フォーラム2014に参加しました
  平成26年11月6日(木)に山梨県富士吉田市のふじさんホール(富士吉田市民会館)で開催された火山砂防フォーラム2014に参加しました。

  今年の火山砂防フォーラムは、2013年6月に世界遺産(文化遺産)に登録された活火山・富士山の麓である富士吉田市が会場となり、「火山を知り、火山と共に生きる~世界遺産 富士山と火山防災対策~」と題し、約800人が参加し開催されました。会場は9月に御嶽山の噴火があったこともあって、参加者の関心の高さを感じました。

  フォーラムは、地元の市立吉田小学校6年生、市立吉田中学校1年生の研究発表「世界文化遺産 富士山とわたしたち」やパネルディスカッション「世界遺産 富士山と火山防災対策」、その他に会場では、ポスターセッション・展示「全国からの火山防災対策の取り組み報告」が行われました。
  また、緊急報告として、国土交通省砂防部より、本年9月の「御嶽山噴火災害への対応」について報告がありました。

  研究発表では、吉田小学校より富士吉田の歴史や文化の紹介があり、「伝統文化や豊かな自然環境を守り、災害に関して学び課題を持って取組む」旨力強く宣言があり、吉田中学校からは、市長から与えられた3つのミッションに対する具体的な提案があり、災害弱者の支援等には、中学生も貴重な戦力として活躍できることが報告されました。小学生、中学生の発表での発言は非常に頼もしく感じられました。
  また、パネルディスカッションでは、日本一の富士山における火山対策の取組みを学ぶと共に、本年9月の御嶽山における噴火を受け、パネリストの各機関(国・県・市)や研究者等がどのように感じ、今後、どう取り組むかを聞くことができ、今後の火山対策に参考になりそうだと感じました。

  松本砂防事務所では、管内に3つ(焼岳、乗鞍岳、新潟焼山)の火山があり、関係機関で構成する協議会の会員として、各機関と連携し火山噴火災害に備えていきます。
研究発表
パネルディスカッション
ポスターセッション展示
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