アルプスSABO NEWS

Date:
2014/9/10
白馬村の松川・北股入沢上流の現地調査を実施しました
  平成26年8月28日、29日に、国・県・村の関係者が集まり、白馬村の松川・北股入沢上流において、「北股入沢砂防連絡協議会」主催による現地調査を実施しました。
 調査では、北股入沢(ネブカ平)の土砂流出対策のモニタリング結果の確認や北股入沢を含む松川流域全体の崩壊状況調査等を行いました。

  白馬村の松川・北股入沢については、平成7年7月に発生した梅雨前線豪雨により北股入沢で土石流が発生したことや同年8月に白馬大雪渓上部で土砂崩落が発生したことを契機とし、平成12年3月より国・県・村等の関係機関が集まり、「北股入沢砂防連絡協議会」を設置しています。

  現地調査にあたって、長野県姫川砂防事務所より、平成26年度に行った北股入沢(ネブカ平)のモニタリング調査結果について報告を受け、その後、現地の赤岩において、モニタリング調査結果や周辺の地形について異変が生じてないか等の現地確認を行いました。 
  また、今回の調査では、松本砂防事務所から「白馬大雪渓周辺での災害履歴」、大町ダムから「白馬岳流域の気象特性」について各関係機関に説明し、現状について共通認識を持ちました。
 
  松川流域は、土砂生産が著しい流域であり、ネブカ平周辺も含めて流域全体の土砂流出の状況を関係機関と共通認識をもって対応することが重要であると認識しました。
 
赤岩での現地調査状況
大雪渓上部の崩壊状況①
大雪渓上部の崩壊状況②
※写真・「File Data」ボタンをクリックすると拡大写真・データを見ることができます。


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