Date: 2014/9/8 キャンプ砂防2014in松本を開催しました ![]() 松本砂防事務所では、平成26年8月25日(月)から29日(金)の5日間、長野県北安曇郡白馬村・小谷村、新潟県糸魚川市において、長野県、岐阜県、石川県の大学生3名(男性1、女性2:3年生3名)が参加して、「北アルプス東麓の中山間地域の生活と砂防事業を学ぶ」をテーマに、キャンプ砂防2014in松本を開催しました。
○キャンプ砂防2014in松本のカリキュラム 1日目:国土交通省及び松本砂防事務所の事業概要、TEC-FORCE活動紹介 2日目:崩壊地状況調査と砂防施設見学、崩壊地の計測実習、 2日目:砂防の調査・計画・設計の基本に関する現地説明(白馬村) 3日目:崩壊地状況調査と砂防工事現場見学等(小谷村) 3日目:中山間地域の特性や暮らしを知る体験(小谷村伊折集落等) 4日目:フォッサマグナミュージアム及び小滝川砂防現場見学(糸魚川市) 5日目:意見発表会 参加した学生からは、貴重な体験ができ、参加してよかったとの感想がありました。 ○主な意見や感想 ・砂防事業や事業に関わる人と直接接することができ、理解が深まった。 ・無人化施工を実施したり、緊急時の現場間の連絡網を構築するなど、工事の安全対策を しっかりととっていることがわかった。 ・普段立ち入れない工事現場に入って説明を聞くことによって、現場の苦労等を理解すること が出来た。 ・大災害を教訓としたハード対策だけでなく、そこで暮らす住民の防災・減災に対する意識の高さを 感じた。 ・中山間地域の方々との交流を通して、昔からの知恵や災害に対する意識の高さ、 また、自助・共助・公助の大切さを学んだ。 ・大学の講義で学んだ知識を現場で確認できた。 ・求められる人材や学生の間に取り組んでおいた方が良いことなどを聞くことができて参考になった。 ・キャンプ砂防を経験し、自分の将来を考えるよい機会になった。 「キャンプ砂防in松本」は、毎年8月に実施しています。砂防事業や事業に関わる人と直接接して砂防に対する理解を深め、また、中山間地域の現状や取り組みを学び、砂防と地域について考えるきっかけにもなると思います。 松本砂防事務所では、キャンプ砂防を通じて、今後の学生生活に活かされる体験や進路選びに役立つ場を提供するとともに、管内の地域の魅力についても発信していきたいと思います。 ※「キャンプ砂防」は、国土交通省の砂防関係機関における就業体験や中山間地域での生活体験等をすることで、砂防に対する学習意欲の喚起と高い職業意識を育成するとともに、砂防に対する理解を深め、土砂災害防止に関する意識を向上させることを目的に平成8年より実施しています。 |
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