アルプスSABO NEWS

Date:
2014/7/30
新潟焼山火山防災協議会「新潟焼山防災講演会」に参加しました!
 新潟焼山は、新潟県糸魚川と妙高市の境界に位置する今も山頂付近から噴気をあげる標高2,400mの活火山です。1974年(昭和49年)728日の登山中の大学生3名が亡くなった噴火から今年で40年になります。
去る平成26727()13001630 長野、新潟両県関係機関で構成する「新潟焼山火山防災協議会」の主催により、新潟県糸魚川市の「ふれあいセンター ビーチホールまがたま」を会場として、新潟焼山の過去の被災体験から得られた貴重な教訓を後世に語り継ぐ事による防災・減災活動の推進や、地域の住民の方と一緒に火山防災について考え、身近な活火山である新潟焼山について知っていただくことを目的として新潟焼山火山防災講演会が開催されました。

 
基調講演では、石原 和弘 京都大学名誉教授から「火山の脅威から身を守る~火山の監視、ハザードマップと避難~」と題して、全国の他火山の災害事例紹介とともに、住民の皆さんも日頃から火山の異変に注意を払い、避難場所等確認したうえで、火山災害から我が身を守る避難行動をとることが大切であると講演されていました。
 その後のパネルディスカッションでは、新潟焼山火山防災協議会の有識者と糸魚川市立上早川小学生56年生が参加し、地域の特性と新潟焼山の活動が活発化したときの避難についての意見交換や小学生に皆さんは、総合学習で新潟焼山のもたらす「めぐみ」についても発表していました。
 今後、松本砂防事務所も会員である「新潟焼山火山防災協議会」では、講演会の他、長野県、新潟県両県合同で毎年1回防災訓練等を実施し防災意識の向上、啓発をおこなっていく予定です
 松本砂防事務所としましても訓練等に積極的に参加し、災害時に備えていきたいと考えています。

基調講演の様子
パネルディスカッションの様子
新潟焼山(H26.4.24)
※写真・「File Data」ボタンをクリックすると拡大写真・データを見ることができます。


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