Date: 2014/6/20 第29回上高地砂防公開セミナーを開催しました 【土砂災害防止月間の取り組み】 ![]() 6月14日(土)に、松本市安曇の上高地小梨平において、「第29回上高地砂防公開セミナー」を開催しました。
上高地は雄大な山岳景観と手つかずの自然を間近に接することのできる日本を代表する景勝地ですが、一方で周囲の山々からの土砂流出が絶えず、大雨による土石流災害に何度も見舞われています。 そこで、上高地を訪れる観光客や登山者などを対象に土砂災害の恐ろしさや、雨量と土砂災害の関係、迅速な避難の重要性、また、上高地における砂防事業に理解を深めていただくため砂防公開セミナーを開催しています。 会場では、上高地の自然や地形、過去の土砂災害や上高地で行われている砂防事業の紹介をまとめた砂防パネル展示、上高地周辺で発生した土石流映像の放映、模型を使った土石流の実演で砂防えん堤の役割を説明したり、土石流の恐ろしさを映像で体験する3Dシアターを設営しました。また、平成25年10月の台風26号で被災した東京都大島町(伊豆大島)での緊急災害対策派遣隊(TEC-FORCE)の北陸地方整備局及び松本砂防事務所の現地での活動状況をまとめたパネルも展示し、活動に派遣された職員が現地で対応しました。 当日の上高地は、休日で隣接した会場で「第30回上高地音楽祭」(主催:上高地観光アソシエーション)が実施されたこともあり、200名以上の方が砂防セミナー会場に来て、土砂災害や砂防事業を理解していただき、特に、長野県外の40、50代の方が多く来場されました。 松本砂防事務所では、7月19日(土)に大町ダム(長野県大町市)で開催される高瀬渓谷フェスティバル2014でも砂防公開セミナーを予定していますので、皆さまに土砂災害について知っていただき、防災意識向上に活用いただければと思っています。 (※7月19日(土)に開催する砂防公開セミナーの内容については、別途ホームページでお知らせします。) |
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